HALのトラウマか?
システムダウンというのはしょっちゅう起きますね。先月は世界的なWINDOWSのブルースクリーン。CrowdStrikeとMicrosoftに対して5億ドルの損害賠償請求をデルタ航空がするとか。
システムダウンは国内でも戸籍のシステムがとまったりとか特段驚くことではないのですが、とにかくシステムにすべてを載せようというのが利権第一のデジタル大臣ですから、これからも色々起きるんでしょうが、彼はマイナがこけると総理の椅子も遠のくので必死なんでしょう。
私は以前から書いていますが、システムというものを全面的には信頼していません。絶亭なんてありませんからね、それを目の当たりにしたのがブルーアウトだったではありませんか。
私の好きな映画に2001年宇宙の旅というスタンリー・キューブリック監督の歴史的名画があります。その中でも一番怖いのはコンピューターのHAL9000の暴走。
「こんにちは、みなさん。わたしはHAL9000型コンピュータです。わたしは1992年1月12日、イリノイ州アーバナのハル工場で動作されました。指導教官はチャンドラ博士で、博士はわたしに歌を教えてくれました。みなさんが聞きたかったら、うたいましょう…デイジー、ディジー"という歌です…」
実際には宇宙船に乗っている宇宙飛行士を殺しちゃうのですが、それはプログラムで相矛盾する指示が登録されたからということで、それに気づいたボーマン船長が頑張ります。wikiによると
「HAL 9000は乗員と話し合い協力するよう命令されていた。しかし一方で、密かに与えられたモノリス探査の任務について、ディスカバリー号の乗員に話さず隠せという命令も受けていた。『2001年宇宙の旅』では、これら2つの指示の矛盾に耐えきれず異常をきたし、ユニットの間違った故障予知をはじめるなど奇妙な言動が起こり、最後には自分を停止させようとする乗員を排除しようとしたと考えられている。乗員が(死んで)いなくなれば永遠に話さずに済む。ミッションは自分だけで遂行すればいいとHAL 9000は考えたことから、「コンピュータの反乱」の象徴ともなっている。」
というものでボーマン船長がHALを停止させるときにHALがデイジー・ベルを歌い、徐々に停止していく場面は背筋が凍るほど恐ろしいシーンでした。
私はこれを高校のころ見たので、今でも深く記憶に残った上、トラウマにもなっています。コンピュータ、システムに絶対などない。
とはいえこの記事にもあるように、強行する足元を見られている岸田政権のようでもありますから、自滅するのかな?