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流行語 Strikes Back
なんだか嫌になるニュースですが、3つほど引っ掛かりました。
1つはこのテレビ局が昭和のスタイルを踏襲していたという驚きです。
昨年の流行語大賞は誰も使わない「ふてほど」(不適切にもほどがある!)でしたが、なるほどテレビ局は令和になってもそれを地で続けていたということ、同局ではありませんが天に唾をする行為とはこのことか。スターウォーズ的(The Empire Strikes Back)にいえば「ふてほどの反撃(Strikes Back)」です。
2つ目はここの社員が一斉に会社に対して疑問を投げかけていることなのですが、これがなんだかしっくりきません。
社員さんも、こういう接待があったとは全く知らなかったというのは随分無理があるのではないでしょうか。知らなかったとすればよっぽど秘密性が高いのでより悪質だと思います。
また参加はしていなくとも耳にはしていたとしたら、なぜ第三者に言わなかったのか?兵庫県ではあるまいし「公益者通報保護」されなきゃね。兵庫県の問題についてこのテレビ局は言う資格もないでしょう。
そして3つ目はSDGSについて。コンプライアンスですよ。この会社(グループ)もまた番組等でSDGSの旗降っていたのではないでしょうか?SDGSには5番目に「ジャンダー平等を実現しよう」というのがありますが、自分の所はどうなん?レポートを読んでみたいですが、単に建前のきれいごとだったのでしょう。
さて、これらに関連して思ったことがあります。
私の会社の取引先さんが毎年パートナー会という取引先の会を持っていただいており、今年も来月開催予定です。流れとしては、理事会や総会の次に講演会があり、最後に懇親会で締めという流れです。
この講演会では広島ならではでしょうか、スポーツ関係の話が多くあり、今年はドラゴンフライズのHCによる講演の予定と聞いています。
ただ例年野球の解説者等であっても、あまりお話が得意ではない方もおられるようで、単独で登場ではなく、その解説者さんが契約しているテレビ局のアナウンサーさんとのセット、対談風にされることもあります。
さて、講演の後は懇親会ですが、講演される方も出席いただき、一献傾けつつ、歓談の機会があります。その時は前述のアナウンサーも同席されます。
アナウンサーさんが来られる場合は、ほぼ100%女性アナウンサーなので、まあ懇談の席も華やぎます。
もちろん講演者だけでなく、アナウンサーさんにも講演の謝金は出していると思いますし、一方懇親会の会費を取るような無粋なことはしないでしょう。でアナウンサーさんは講演を局の仕事で受けているんでしょうか?あるいはアルバイト?多分謝金があるのでアルバイトということになるのでしょうが、懇親会は自由参加なのかな?会社経由で「いってやってくれ」という話があるのなら、中居問題の指示と土壌は一緒なのでは?
そういえば「ふてほどの反撃(Strikes Back)」で頭をよぎったのが、昨年問題になった和歌山県での自民党青年局の勉強会。
まあ馬鹿だなあと思うわけですが、それはテレビ局と同じ昭和の不適切な宴会を踏襲していることもあります。ただ弁明でグダグダになったのはあまりにお粗末。結局、会議費と懇親費が明確に分けて段取りしていなかったのがキックバック等でも露見した自民党のルーズな事務らしいと思います。
私もかつてこのような会議と宴会セットの幹事役をした事がありますが、領収書は二枚切りましたね。もちろん会議費にあたるものは会として領収書をきり、宴会はその宴会場(ホテル)の領収を出しました。そんな常識的なこともできないのが自民党の青年局なんだから、一連の裏金問題は党の体質なんだろうと思います。