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県道だから、なので

本当に驚いた八潮市の道路陥没事故。広島でも昨年西区福島町で下水道工事の影響で、道路が陥没して水道管が破裂し、周辺の住宅や事業所が立ち退くという騒動があったので、こういうことはあるのだろうとは思っていましたが、それでも八潮市の穴に落ちた運転手さんの救出が出来ないまま日にちが過ぎていると、ご本人だけでなくご家族はつらいだろうと思うばかりです。とはいえ、下卑たマスコミ関係者はご家族の家の前に群がり、卑しい気持ちでコメントを取るように上司から厳命を受けているのだろうと邪推します。

しかし現場では進捗が難しく、お気の毒に思うばかり。

このコメントで草加八潮消防局の消防局長さんがコメントを出しておられ、ふと気になったのは、これはもしかして県道(県道松戸草加線中央一丁目交差点)だから道路管理者が埼玉県なので、全部埼玉県が単独で対応しているのか?という疑問です。

もし国道での陥没事故なら、国交省や、もしかしたら道の下のパイプ等によっては経産省とか幅広く関与し、自衛隊の出動まであったのではないでしょうか。でもって調べてみると「埼玉県危機対策会議(八潮市内道路陥没事故)」というのが立ち上がっていて、県知事が頭で采配しているようです。
そしてそこに「国土交通省本省」「国土交通省関東地方整備局」「国土交通省国土技術政策総合研究所」「国立研究開発法人 土木研究所」が雁首並べている様子。
政府が関与しても、この体たらくなのか…とガッカリしますが、なるほど国交省のお歴々は首相が気合を入れていないから、顔出すだけということなのかな、首相も「これは県道での事故だし、県知事マターだから、その辺でうまいことやっておいて」というスタイルなのか?
いずれにしても政府は「県道だから」「県道なので」と腰が引けているのではないでしょうか。国民はそんな仕切りは頭にないよ。


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