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【お悩み相談】曖昧な関係の彼がいます。彼の冷たい発言に振り回されています。
心理カウンセラーのスズキチサです。
オンラインカウンセリング・ココロノマルシェに寄せられたご相談へお答えさせて頂きました。
この恋を「続ける」のか、「終わらせる」のか。
実は主導権を握っているのは、自分かも。
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【野良猫気味な彼の意味不明な発言への対処法】
みほこさん
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※【野良猫とは】
近付くと逃げ、こちらが引くと近づいてくる気まぐれな性格。
傷ついた過去を持ち、傷つくことを恐れる傾向が強い。
そのため、いい雰囲気になってきたと思ったらいきなり感情的に否定されたりして、何なのか分からなくなることも少なくない。
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付き合おう!なんて言葉もないまま3年近く会い続けている彼がいます。というより、私からほふく前進で近づき2年前に体の関係になり、今では月に2、3回会う仲にまでになりました。お茶や食事だけの日もあり、毎回体の関係があるわけでもありません。
根本先生やお弟子の皆様のブログを読み、野良猫の取扱い方を学んだお陰で、多少の野良猫的グサっとくる発言は気にならなくなりましたが…しかし最近になり急に元カノの話をしてみたり、私の休日の友達との写真を見せれば「これはナンパされちゃうね」など。
なかでもしつこいくらい言うのが
「次の彼が出来た時の予行演習だね」的な発言です。今までも早く良い人を見つけた方が良い的な発言は多々ありましたが、最近はオイオイこの数時間で何回言うんだよ!な感じです。
その度に、笑顔でスルーしたり、彼を指差してもう見つけたから大丈夫!と言ったり、今度言ったら怒るよ!とプリプリしてみたりしてますが…ほとほと疲れてきて。
私とは遊びなのか?関係を終わらせたいのか??とも思いますが、次の約束をするまでに成長した彼を嫌いにもなれず。
いったい、なぜ彼がしつこいくらい言ってくるのか、さっぱり分からず困っています。アドバイスいただけたら嬉しいです。
みほこさん、はじめまして。
スズキチサと申します。
この恋を「続ける」のか、「終わらせる」のか。
実は主導権を握っているのは、みほこさんかも。
と、感じました。
ご相談内容を拝見していると、
「彼」がみほこさんの恋愛のレールに、しっかり乗っかっていて、みほこさん主導でこの恋愛が進んでいるように、私には見えます。
【急に元カノの話をしてみたり、私の休日の友達との写真を見せれば「これはナンパされちゃうね」など。
なかでもしつこいくらい言うのが
「次の彼が出来た時の予行演習だね」的な発言です。】
これらの発言、
彼がみほこさんに振られてしまうことを怖れているように、感じるのですが...
「オレなんかのこと、本気じゃないんでしょ?」
「オレのことなんか、遊びだよね?」
「オレは、次の本気の彼氏が見つかるまでの繋ぎでしょ?」
「オレ、みほこちゃんに捨てられるの怖いよ〜」
って、言ってるよう私には聞こえるのですが、
ソラ耳でしょうか(。・ω・。)
彼の中で「親密感への怖れ警報」が盛大に鳴り響いてますよね。
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※【親密感への怖れとは】
「相手と親密になる」=「傷つくできごとが起こる」という観念を持っています。
「これ以上好きになったら依存してしまいそう」と感じると、好きになることにブレーキをかけます。
・会いたいのにわざと遠ざけたがる
・相手に嫌われるようなことをする
・別の人に目を向ける(浮気)
・恋愛相手以外のものを優先しようとする(仕事、趣味、友達など)
相手に嫌われるようなことを敢えてするのは「自分からは嫌いになれないから、あなたから嫌いになってね」という行為とも言えます。
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【最近はオイオイこの数時間で何回言うんだよ!な感じです。】
と、ありますが、最近の彼は数時間に何回も、
「みほこさんを大好きだと感じている自分」が怖くなっているってことなんだと思うんですよね。
彼の気持ちを彼に直接確かめずして、
あーだこーだと分析するのは、あまりよろしくないと思うので、この辺にして。
私が気になったのは、
みほこさんが、「なぜ彼の気持ちに気づけていないのか」ということなんです。
みほこさん、彼を追いかける事に一生懸命になりすぎて、
いつのまにか形勢が逆転していることに気づけなかったのではないでしょうか?
もっと言えば、
追いかけることが好きすぎて、
「私が彼を追いかけている」という、関係性を崩したくなかったのかなあ、と感じました。
要するに、
彼が私のことを好きになってしまうと、
私は彼を追いかけることができなくなる。
→ それは困るので、彼が自分を好きになっていることに、気づきたくない。
→更に、自分が彼を追いかけている状態を維持するために、彼に「みほこさんを不安にさせる」発言を誘発している。
→みほこさんの求める恋愛のカタチになるように、彼が動いてくれている。
ということなんじゃないでしょうか。
彼がみほこさんを不安にさせる発言をするのは、
もしかしたら、
みほこさんが彼を不安にさせているのかもしれません。
彼が「親密感への怖れ」を持っているのと同じく
みほこさんも「親密感への怖れ」をお持ちなんじゃないかと、私は思うんです。
みほこさんと彼は、
お互いに「いつかこの関係を相手から解消されてしまうのではないか」という怖れを持ち、
お互いにお互いの「愛」を信頼していない状態
なのではと、感じました。
「親密感への怖れ」を「投影」しあっている関係ということです。
もし、みほこさんに心当たりがあるとするなら、
この場合、本当に彼と良きパートナーになっていくためには、
みほこさんの中の「親密感への怖れ」を癒していくことが、とても重要になると思います。
なぜ、その怖れを持つようになったのかを探り、
そして、その怖れの原因を解放し、心の痛みを癒やしていくことをして欲しいと思います。
彼との関係、彼への想いは現状維持のまま、
みほこさんがご自分と向き合う段階なのかなあ、と思いました。
みほこさんのご相談内容には、怖れの原因を見て取れるものが記されていませんでしたので、
いつか機会があれば、お話しを聞かせてください^ - ^
膝やひじに痛みを感じながら、
時には血を滲ませながらのほふく前進で、
ジリジリと縮めた彼との距離をもっと縮めて、
お互いに心地のよいパートナー関係になれるよう応援しております𓃟𓃟𓃟
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こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。
まだまだ夜は肌寒いですね。