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On Your Mark
CHAGE and ASKAのお二人、本当に歌がうまいですよね。上手すぎて驚きます。
「SAY YES」とか「YAH YAH YAH」とかいっぱい名曲があると思うのですが、この「On Your Mark」も素敵な曲だと思っております。
CHAGE and ASKAのお二人が2004年のライブで歌っている後ろで、今回お伝えしたいアニメが流れています。
二人のバックに流れているアニメは「ジブリ実験劇場」というもので音楽に合わせて展開されているアニメなのですが、内容がかなり攻めているものです。
1995年に公開された短編アニメーションで、間違っても地球の未来にはなってほしくない描写がとても綺麗に描かれております。
この作品は「耳をすませば」と同時に上映されていて、自分は父親と「耳をすませば」を見に行きました。
当時は恋愛ものを父と見るのがなぜか恥ずかしくて照れていたのを覚えています。笑
「ジブリ実験劇場」という作品は他に見たことがありません。
動画が公式のものではないので気が引けるのですが・・・
もし良ければご覧になってください。色々考えさせられる内容となっております。
色々お話ししたいのですが、予備知識なしで見ていただくのが良いとおもいます。
そしてこちらはMVとなっております。↓↓
お二人の歌のうまさがダダ漏れしておりまして、すごいことになっています。CHAGEさんとんでもない難易度のコーラスを当てていらっしゃいます。
二人の歌声が揃ってものすごく相乗効果があるというか不思議な感覚です。
94年にナウシカの連載が終わり、その後すぐにこのアニメを制作した宮崎駿さん。ナウシカの世界では描けなかった部分を描いたり、違う種類の継承を鳴らしています。
※画像は常識の範囲でご自由にお使いくださいと書いてあったので、ありがたく掲載させていただきます。(なんて懐が深いのでしょう・・・)
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絵コンテで確かに書かれています。
このアニメに登場する二人はCHAGE and ASKAのお二人で、アニメの世界はナウシカの世界で語り継がれる「火の七日間」が起こる以前の世界と言われています。
放射線の線量が高く、オゾン層の破壊で日光が大変有害になり外に出ることが危険な行為になった世界。
車が突っ込むマンションのようなところ、恐らく地上に近い上層階は家賃が安く、地下深くそして内部の部屋に行けば行くほど放射線や紫外線から逃れられるので家賃が高くなるのではないかなと感じています。(現実世界のマンションの相場とは全て逆になっていますね。)
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宮崎駿さんが他のアニメ(エヴァンゲリオンだったり、攻殻機動隊など)に多大な影響を与えたとされている、今だったら何らかの問題で許可が下りなさそうなメッセージが込められまくりのかなり尖った作品となっております。
95年当時でバイオハザードマーク、RIマークを使っているということは宮崎駿さんはその意味を知って使っているんですよね。
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機動隊なのでしょうか。
Coca-Cola や警視庁の旭日章も出てきます。
居酒屋のシーンで壁に貼られているメニューに「塩サバ(合成)」「バイオ蛸」「(本物)めざし(時価)」「(本物)やきとり(時価)」などがあります。
培養肉だったり、ベジミートなどが流通する世界が見えていたかのごとく・・・
あと、オスプレイのような飛行機も出てきます。
「ジブリ実験劇場」恐るべしですし、やっぱり宮崎駿さん視えてますよね?笑
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最後に翼を持った少女が大空に飛び立ちますが、ハッピーエンドとは言えないような終わり方をしています。
「Extreme Danger」「注意阳光!」「不保障生命!」などの仰々しい警告の看板を通過して生身の人間がどれぐらい生きていけるのか、生身の人間が生きられない世界で羽ばたけるこの少女は何者で何を表しているのか。
石棺は一つだけじゃないですし、排熱塔の多さはかなりの規模の原子力発電所があったのだろうなと感じます。
確かにナウシカに繋がりそうな雰囲気があります。
本当に芸が細かくて、細部まで丁寧に描写されているので「伝えたいこと」を伝える手段、「考えること」を促す手段として本当に優秀だなと感じております。
宮崎駿さんやっぱりすごいですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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