家での勉強について⑩合理的な面倒くさがり屋編
皆さんは学生時代、毎日コツコツ勉強できていましたか?
恥ずかしながら自分はできていませんでした。
高校時代に成績が良かった友達と教員時代に成績が良かった生徒にあった共通点をお話したいと思います。
共通点は「面倒くさがり屋」でした。
高校時代の友人はいつも成績がよく成績も学年で十番以内にしれっと入る優秀な子でした。いつも勉強しているわけではないのですが、要所要所でちゃんと結果をだす人でした。
なんでそんなに勉強ができるのか?モチベーションはなんなのか?高校時代部活にかまけてあまり勉強しなかった私は聞きました。
「受験面倒くさいじゃん?」「指定校推薦で行こうと思ってるんだよね」
今思うと先を見据える力が違っていました。推薦で大学に行くのが「良い」「悪い」ではなく、自分がどのように大学に進みたいのか高一の時点でちゃんと考えていました。
「指定校で早稲田のここにいきたいから、これぐらいの平均評定これぐらいは取りたいんだよね」
話を聞いていると彼の口から発言が出てきました。
「多分、自分がいきたい大学に入るのに必要な努力の総量は毎日コツコツやっていた方が少なくて済むと思う」
「学校のテストは範囲が決まってるし、ある程度絞られるじゃん?」
「大学のテストは範囲広いじゃん?大変だよ」
それを聞いた自分は、本当に同い年なのか疑いました。
彼は恐らく人間5周目くらいなんだろうなと思います。
今考えれば理解できるのですが、高校生のうちにそこまで考えられているのはすごいなと素直に感じます。今でも仲良くさせて頂いている彼ですが、相変わらず賢くて、世界を舞台に活躍しています。
もう一人は中学生です。
彼は毎日授業の復習をコツコツやるタイプの生徒でした。毎日復習を欠かさずしていると聞いて、感心しました。
この時もこの子は人生何回目なんだろうと思いました。
年齢は関係なく刺激をくれる人は本当にありがたいです。
「毎日復習できる原動力は何?」と聞いてみました。
「毎日やるのは正直面倒くさいときもあるんですけど、テスト前に焦って勉強するのとどっちが面倒かなって考えたら、毎日やる方が楽かもって思ってます。」
実際に彼の成績は優秀で、自分のいきたい高校に合格していきました。運動部で3年間頑張っていました。
後日、こっそり教えてくれたのですが、一年生の頃からこの習慣を続けていて、テスト1週間前から部活がオフになる時にそんなに焦らなくても良いこのやり方を気に入っていたそうです。みんなが焦って勉強するときに(焦って勉強しない子もいますが)自分の時間が普段通り取れて充実していたそうです。
こういう子もいるんですよね。
二人の共通点を「面倒くさがり」と良い意味で表現しました。本来の面倒くさがりとは少し違う意味合いになっているかと思いますが、合理的な面倒くさがり屋って強いなと感じています。
また、改めて人によって色々な勉強のスタイルがあるんだなと感じました。
今回の勉強方法を皆さんにして欲しいわけではありません。こんな方法もありますと共有したくてお話させていただきました。
自分にあった勉強方法を見つけて、大きく羽ばたいて欲しいなと思います。
サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。