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家での勉強について⑥【定期テストに向けた理科の勉強編】

前回は「理科用語」の身につけ方、用語と用語を結びつけることの大切さについてお話させていただきました。
用語の意味を正確に把握して、用語と用語を結びつけていくと実践問題にも対応することができます。
実践問題に臨んでもし間違った箇所があったら、復習をしっかりすると力が伸びて効率良く勉強ができるとお話させていただきました。

今回は理科の定期テストに向けた対策についてお話したいと思います。

ズバリ教員だった時のことを言ってしまうと、実験の部分は必ず出すことにしていました。評価の部分で実験に関する知識、技能、思考力が必要になってきますし、普段から真面目に取り組んでいる生徒が得点しやすい部分になるので必ず出題していました。
点数アップを狙いたい人は学校でやった実験は欠かさずに学習しておくことをお勧めします。

普段の実験への取り組み方としては、

やらされる実験ではなく、何のためにこの実験をするのか自分なりに考えて臨む

ことがお勧めです。
また、なぜそうなるのか考えながら実験を進めていくことも重要です。

何を調べるためにこの実験をするのか、把握したり考えるだけでも大きく効果が異なってきます。理科が苦手な人は教科書を見て予習することも有効かと思います。

一番勿体無いのは言われた手順通りにやるだけになってしまうことです。
小学生は言われた通りに、指示された通りに実験できる子が多いです。
指示された通りに実験を進めていく能力も大事なのですが、中学生はもうほとんど身についている前提で進めていきます。

実験をする上で、班の人たちと協力することが成長につながります。たくさん話し合って協力してみてください。率先して準備片付けをしていきましょう。班員の信頼を獲得することもスムーズに実験を進めていく上では必要です。
自分に何ができるか考えて行動することをお勧めします。

実験に臨むにあたって

○興味をもって臨む
何を調べるために、何を確かめるためにこの実験を行うのか
自分がそれを調べるとしたらどのようにして調べるか考えてみる
 →自分で思いついたらすごいです。思いつかなくても自分で思いつかない
  方法を見つけた人への尊敬の念がもてます。自分ができないことをやってくれ
  た人がいる事実に気づけることは大きいです。
○他の方法で調べる方法はないか考える(発展的)
○この実験を行う上で注意すべき点は何なのか
○結果の記録をしっかりとする
○実験から得られた結果からどのようなことが考えられるか

このようなことを意識すると良いかと思います。

多くの場合は実験に入る前に知識についての説明が何回か授業で行われます。実験の前の授業での知識がしっかりと理解できているか確認していきましょう。

実験に入る前の知識が盤石の状態で実験に臨めると実験は飛躍的に面白くなりますし、わからないところが少なくなると苦しい部分は少なくなって少しずつ楽しくなります。

(もし実験当日に欠席してしまった場合は教科担任の先生に話をして、実験をさせてもらったほうが勉強しやすいので自分から申し出てみてください。教科担任の先生の都合を伺いつつ、自分が参加できる候補日をいくつか提案してみるといいと思います。)
 
せっかく実験をするのなら、楽しんで多くのことを学べる時間にしていって欲しいと思います。

少しでも多くの人が理科を楽しめるといいなと思います。



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Suzuki Takeshi
サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。