授業の受け方② こんなこと質問していいの?編
「みんなはついていけているのに、自分だけ授業についていけていない。」
「ここで質問したら、みんなの足を引っ張ってしまうかも・・・」
「みんなわかっているのに自分だけ・・・」
そんなことを思っている生徒さんいませんか?
最初にはっきりとお伝えしたいのですが、
「わからないことは恥ずかしいことではありません。」
質問には授業をより良いものにしていく力があります。
それに自分以外の全員が完全に理解していることなんてほぼありません。
勇気を出して質問をしてみては如何でしょうか?あなたが勇気を振り絞った結果として他の誰かの学びや理解を助けることが多々あります。これも立派な他者貢献です。自分の疑問を解消する+人助けだと思ってアクションを起こしてみましょう。
「(私も)(僕も)そこのところ気になってたー!」と感じる人はあなたが思うより多いですよ!
「この質問は見当違いかも」と心配するかもしれませんが、本気の質問をクラスの共有財産にするのは教員の仕事です。ちゃんとした先生なら、まずあなたの勇気を評価して、あなたの疑問に寄り添ってくれます。困った時、人を頼ることは恥ずかしいことではありません。これは覚えておいてください。
そして、誰かに頼られたらその人に向き合ってください。先輩にお世話になったことを後輩に返していく感覚に似ているかもしれません。
一方、授業の内容を理解できている人は、自分がわかっている質問が出てきたときに「そんな分かりきったこと質問するなよ」と思うのではなく、クラスで誰もが質問しやすい環境を作るのに一役買ってみるのはいかがでしょうか?これも立派な他者貢献になります。
クラス全体で授業に臨んで、みんなで成長しようというグルーヴ感(一体感)があるクラスはかなり伸びます。
逆にクラスの勉強のできる子が「自分さえ良ければいい」「余計な質問して授業止めんなよ」という姿勢だとクラス全体が萎縮してクラス全体として伸びません。
しかも伸びないだけじゃなくて楽しくなくなっちゃいます。学校には勉強だけしに行っている訳ではないので、これは何としても避けたいですよね。
人間1人でできることは限られています。だから他の人と協力して自分だけじゃ出せない効果を狙っていくんです。これは学生も大人も同じです。
他者と協力して相乗効果を狙って獲得していくことの大切さとその獲得までの過程・やり方を学べることは、学校に行って得られるメリットの大きな部分を占めると思います。
ひとまず授業中わからないことが出てきたら、質問はガンガンしてください。(完全に取り返しのつかないことになる前にSOSを出すのは社会人として働く上でも重要です。)
もしその場で質問ができなかったら、メモに残しておいて後で質問をしてもいいと思います。どういうところが分からなかったのか、はっきりさせておくと質問する時も明確な答えをもらえることが多くなります。(これは質問する力を磨くことにもなります。)
質問が活発なクラスは学力が伸びる傾向にあると思いますし、教員の本気も引き出しやすくなります。教員が本気を出した時の効果に関しては今度別の記事で書いていきたいと思います。
質問することに消極的になってしまう人が、少しでも質問をすることに積極的になるきっかけになれば幸いです。
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サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。