「学年末考査」または「後期期末考査」に向けて
2月の中旬から下旬にかけて考査が行われる中学校が多いと思います。
どこの学校も範囲は大体同じものになっており、
1年生では「音の性質」「力のはたらき」「火山とマグマ」「火成岩」「地震」などが主な考査範囲になるかと思います。(生徒さんが一年生ばかりなので今回の記事では一年生の範囲を書いてみました。)
教科書でいうと大体範囲は70 p ~ 80 p ほどなので、なかなか重い内容になっています。
一つ一つのポイントを抑えていけば、本番に自信を持って臨むことができます。
今回は、先生はどんなことに留意して出題するのか紹介してみたいと思います。
教科担任の考え方がそれぞれあるので、これが正解というわけではではないですが、お話させていただきます。
①「教科担任の多くは平均点が60点〜65点ぐらいになるように設定する。」
→勉強をしっかりやっている子がしっかり点を取れて、あまり勉強に取り組めていない子には「力をさらに入れれば、次回点数を伸ばすことができるから頑張ろう」と言うメッセージを送れるような点数設定をしていきます。でもこれが難しいんです。
授業を受けていて、ある程度理解ができていれば、ほとんどの人が正解できるであろう問題が大体30%~40%ほどの割合で配置されます。
②「実験や観察に絡めた問題はほぼ必ず出題する」
→授業で扱った実験や観察が複数ある場合はもう少し増えるかもしれませんが大体25%〜35%ほどの割合で出題されます。
③「記述や計算などの少し手強い問題を出題する」
→15%~25%ほどの割合で出題されます。
④「先生が作るオリジナルの問題か入試の過去問などを少しリメイクした応用、発展的な問題を出題する」
→5%〜10%の割合で出題されます。
教科担任や単元によって変わってきますのでその点はご了承ください。
対策としては
○とにかく基礎を固めて「基礎的な問題」、「みんな得点するであろう問題」をしっかりと得点する。ケアレスミスに注意が必要です。
○ワークには「基本的な問題」や「ここはできるようになってほしい」という基本的な問題がたくさん詰め込まれているので、繰り返し理解できるまで反復することをお勧めします。
○続いて、ワークの応用問題の部分です。ここもしっかりと取り組んで解けるようになっていると75点から85点が見えてきます。数字を変えて出題されることが多い部分でもあります。自分で数字を変えた問題を作って解いてみるといいかもしれません。誰かと協力してやってみるのもおすすめです。
○90点以上の部分に踏み込むには、基礎的なところを磐石にしつつ、ケアレスミスをしないこと、先生が出すであろう応用的な問題にじっくり取り組める基礎力と理解、本番を想定した日頃の練習が必要になってきます。
評定で5を獲得するには、定期テストでそれぞれ90%以上の得点、「提出物」を欠かさず出してその質を常に意識すること、「小テスト」または「単元テスト」での80%〜90%以上の得点、このようなところが必要になります。
振り返ってみると、「そりゃそうでしょ」と突っ込まれそうな内容になっていますが、5を獲得する生徒は日頃からの積み重ねが質良くできています。
コツコツ積み重ねていくことが一番の近道なのかもしれません。
個人的なおすすめは、
自分が勉強に集中できる時間を把握して、それを過ぎたら軽く休憩して他の教科に変えて勉強していくことです。
人によって得意な勉強方法があると思うので、それを見つける工程としても定期テストに一生懸命取り組んでいくことは有益かもしれません。
生徒さんそれぞれが、納得できる点数を取れますように。