甲本ヒロトさんの言葉③
早いものでシリーズ3回目となりました。今までも素敵な言葉がたくさんあったのですが、まだまだ名言が尽きません。
何だか僕は地球というテーマパークに生まれたような気がするよ。パスポートを持って。
地球にはワクワクすることがたくさんありますよね。
1日じゃ「遊びきれない」、「廻りきれない」「楽しみきれない」というところもテーマパークと共通しているかも知れません。一生かけてもなかなか「遊びきれない」、「廻りきれない」「楽しみきれない」壮大なテーマパーク。
エリアを絞って深く楽しむのか、エリアを広げていろんな種類のアトラクションを楽しむのか。はたまた、エリアも広げつつ、アトラクションも種類多く経験していくのか。その人の意思ひとつですよね。どんな楽しみ方も尊重されます。
僕らはユーモアがないものはどうしても楽しめないんだ。何があってもどこかにユーモアがないと堅苦しくてそこの場所に居づらくなる。
ユーモア:人の心を和ませるおかしみのこと。 ただ笑いをとるのではなく、そこには品格や気遣いが必要になります。 相手を不快にさせる笑いや、下品な笑いはユーモアとは言えません。 自然と相手が笑ってしまうような、自然で品があって、心和む笑いがユーモアなのです。
ユーモアについて上記のように記載されていました。笑うということは、記憶力も上がると言われていますし、何より命の危険から離れることができて安心できるという側面があると考えます。授業やコミュニケーションにも是非取り入れていきたいと思わせてくださる言葉です。爆笑である必要はないんですよね。
悩むことは当たり前だし、それこそがダイナミズムだと思うんだよ。それを楽しめないともったいないよ。がっかりするときは思いっきりがっかりしたり、失望したり、切望したり、恋が叶ってもいいし、失恋してもいいし。
その瞬間を掴まえて、心臓が張り裂けるようなダイナミズムを味わうってことがもっとも贅沢な生き方じゃん。
その瞬間その瞬間を大切に、もっと集中して「感情が動いていくことを楽しもう。」とメッセージを甲本さんからいただいていると感じました。
ポジティブな感情も、ネガティブな感情も含めて、心が動く瞬間が一番生きていることを実感できる瞬間だと個人的にも考えているので、そういう瞬間が多くなるように生きていくことは、人生を充実させていく上での大切なコツなのかなと思います。
ドブネズミが美しいとわかんねぇやつは大したことねぇ。
踏み込みもせず、知ろうともせず、外から見えたものだけで判断する人のことを言っているのかなと感じました。
リンダリンダの歌詞に、「ドブネズミみたいに美しくなりたい。写真には写らない美しさがあるから」とあります。
写真には写らない美しさがあると言っていることから考えると、甲本さんはドブネズミの外見だけではなく、中身や行動を見て「美しい」と言っているのかなと感じています。
泥まみれになって必死にもがいている姿を、「ダサい」「汚い」「カッコ悪い」なんて捉えてしまう人が増えていることへの警鐘なのかなとも感じます。
一生懸命やることは少しも恥ずかしかったり、ダサいことではありません。(でもダサいと認識している人はどの世代でも一定数いますよね・・・。)
仕事に関しても3K(危険、きつい、臭い)という言葉があったりして、これらの危険、きつい、臭い、汚いというイメージがあることから、これらの職業につく人は昔から差別されたり、敬遠されていると感じています。
外見を見て、尚且つ自分が経験したことのないものに対しての偏見である場合がほとんどです。
でも正直な話、人々の生活を支えてくれている本当に大切な仕事である場合がほとんどです。
「泥だらけになろうが、うまくいかなかろうが、見た目がどうであろうが、一生懸命にその一瞬一瞬や毎日を過ごしている命はそれだけで尊くて、かっこいいんだ」そう教えてくれていて、
「人の目に見える努力や活躍だけじゃなくて、人の目に見えない努力や活躍、仕事ぶりも、わかる人はちゃんと見てくれているよ」こんなことを言ってくれているのかなとも思います。
想像ですが、
「人に見られることを意識して、その時だけ頑張るのは偽物の頑張りだよ」
「大切なのは普段からどのような心持ちで、目の前のことに取り組んでいるか、これが大事」
と甲本さんなら考えるのではないかなと感じています。
甲本さんはどんな思考回路なのだろうとますます興味が湧きました。これからも調べていきたいと強く感じました。
3回に渡ってお送りして参りましたが、実はまだまだあるんです。
いつか機会を設けてまたお届けしたいと思います。
記事を読んでいただきありがとうございました。