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20.自分に合った「患者会」を探す
■患者数の少ない「精巣がん」にも
今日は、このカフェの扉を開けるのがずいぶんと遅くなってしまった。夕闇が広がる時間帯にもかかわらず、のぶさんのカフェはにぎやかだ。どうやら団体客がいるらしい。
私は、いつものカウンター席に座り、ブレンドコーヒーを注文した後、のぶさんに話しかけてみた。
「今日は忙しそうですね?」
「そうなんですよ。精巣がんの仲間が来てくれて……」
のぶさんが、若いころに精巣がんの闘病経験があることは、以前に聞いたことがある。
「病気の……、お友だち……?」
のぶさんが言うには、がんをはじめとした患者数の多い病気だと、「患者会」という同じ病気を持った方が集まる会がたくさんあるらしい。
精巣がんは、がんの中では患者数が少ない方だ。それでも、やはり患者会はあって、各地で集まりがあるので、患者同士がつながっているらしい。
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読売新聞ヨミドクターでは読みやすさが定評。その連載内容を含め、今日からできるアイデアが満載。もしかしたら、あなたの人生が、生き方が変わるかもしれません。
のぶさんのペイシェントカフェ
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和モダンカフェ。マスターとの会話。マスターは患者の立場から今の医療をうまく活用しているノウハウを、コーヒーとともにあなたに教えてくれる。「…
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