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人生を変える1000本ノック
1000回記念を迎えるnoteのかきあつめ連載回数。
1000という数字から私はまず、大学受験のときに活用した参考書、英熟語ターゲット1000を思い出した。1000という数字は目標を達成するための足掛かりというときに引き合いに出されやすい気がする。
駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。
日刊かきあつめの投稿数1,000記事目前を祝して、今回のテーマは「#1,000」です。
「1000」と、Google検索してみると、「1000本ノック」という言葉が上位に表示される。
野球の練習では、100本ノックって練習があるもんなー。この言葉は一般社会でもよく応用されている。
そして、知った。
今年は、「婚活1000本ノック」という小説が今年、売れていたんだそうな。
そういえば、私もやったもんなあ。婚活。結構身近なテーマ。考えてみれば、私も1000本ノックと呼べるくらい数をこなしているかもしれない。
今回はそんな私の婚活話にしてみようか。
因みに、こちらの小説は、ラブコメである。
かつての元カレが、女性に逆恨みされて殺されてしまい成仏できず、幽霊となって主人公の元に訪れ「俺を成仏させるさせるために婚活を成功させるんだ~」と主人公とタッグを組むことから始まる。主人公はその幽霊にヤリ逃げされた過去をもつ。(しかし、主人公が犯人というわけではない。注:)
フジテレビでドラマ化もされている。
◇婚活を1000本ノックしてしまった・・
ズバリ、実は何と、素敵だと思える人に出会えなかったからではないか?
というよりも、婚活の方向性みたいなものが定まっていなかったからだと述懐する。私の場合は。
20代で長年付き合った彼氏と結婚しないことになったとき、私は会社の同僚たちと合コンを始めた。合コンとは言い訳で単に飲み会で騒ぎたかっただけかもしれない。(コロナもない時代だもんなー)この時点で婚活に対する意気込みとしてはNGである。
伴侶探しではなく、食に走ってしまっているし。飲み会が楽しくて、仕事もいそいそと早めに片付けて婚活に勤しんだ日々。(嗚呼、あのときにもうちょっと頑張って働いていれば、とも悔やまれる。)
また、私はカジュアルな服装が好きなので、合コンにTシャツジーパン姿ではいけない点には、ちょっとストレスを感じてはいた。今、思えば、合コンを向いてないよーということをその時点で気づくべきだったかもしれない。
徐々に、婚活疲れが起き始める。飲み会の回数が増え、体重も増えて落ち込む・・。
そして、遂に、あまりにもときめく相手が見つからないものだから、段々、恋愛対象とそうでない人のボーダーラインがわからなくなってしまったらしい。
男性全てを恋愛対象を思わなきゃいけないんだろうか?という心境にすら・・胃もたれというかなんというか・・男性を見るだけで吐き気すら感じる始末。男性恐怖症を発症してしまったようだ。(極端な私です・・)
私は共学育ちのため、そもそも異性を恋愛対象と思ったりするのはちょっと大変だったという点も考慮すべき点ではある。
一方、友人は、少しづつ片付いていく。無事相手が見つかるのである。私の方は案の定、さっぱり。
ここで、仕事のポジションをゲットした(後から思うと、ちょっと安直な選択だったが)為、暫く一人で生きていこうという気持ちに至った。
テレビでは、綾瀬はるかさん主演の「ホタルノヒカリ」が流行っていた。(こちらは漫画が原作である。)
酎ハイを片手に、家でゴロゴロ・・。しかし、忘れてはならない。ホタルちゃんはちゃっかり、ありのままの自分で(何たって素がカワイイんだから)パートナーをゲットするのである。
私の方はさっぱり・・家でゴロゴロし続けて、10年くらいが経過・・。
人生の転機がやってくる。実家を処分することが決まり、同居の母は逗子へ移住するという。私は住む場所がなくなってしまう。そして、一人ぼっち。
ここで一度は諦めた婚活をまた始める心境に至る。
また、大病をしたため、正直、病院に駆けつけてくれるパートナーが心底欲しいと思った。手術のとき、心細かったのだ。
今度の婚活に対する私の意気込みは違った。若いときとは覚悟が違う。しくじる、とか見つからない、とかはご法度なのだ。
結婚相談所にも入会してみた。最近は、ITが発達していて、お見合いも山のようにどんどこやってくる。トンデモ男性も世間様には多いので、確実性が欲しい私。これはきっと便利なツールだ。
マッチングアプリも有効活用。気軽にお喋りできる相手をみつけるのにはもってこいだ。
男性恐怖症というのも今や過去の話になる。
思えば便利な時代になったもんだ。こういうの私の若い頃にも欲しかった。そうしたら、結婚出来ただろうに・・メソメソ。。
いまの私はどうしているかって?
◇まだ結婚出来ていない・・
そうなのである。性懲りもなく私はまだ結婚できていない。
また、本当、人生には予想だにしない事が起きる。自分にも地方移住の話が持ち上がっていて、鈴木乃びっくりである。
けれど、移住って今すぐってわけじゃないから、どうなるかはさっぱり未知数である。ぶつぶつ自問自答している。
私、I LOVE TOKYOっていう人間じゃなかったっけ?自らのアイデンティティはそもそもどうなるのか?(いや、そもそもあるのか?)
そして、あれ?私、すぐに結婚したいのじゃなかったっけ?我に返る。
相変わらず成長していない鈴木乃である・・。
Textby: SusukinoAyako
編集:真央 →
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