ミッドライフクライシスを言い訳にしない為にも
ここ数年、数奇というか、不思議な人生を生きている気がする。
若いときは一生懸命過ぎて考えられなかった。こんな筈じゃなかったいまの自分がいるのだ。
死なないで、よく生き残ったなあと思う一方、諸々やりきれなかったと思う人生の悲しみもつきまとう。
最近、ポジティブに物事を考えられないようだ。若い時は想像もしなかった自分の姿には、ちょっとぎょっとしてしまう。信じられない。
落ちこぼれてしまった気がしてならない。見た目も老けてしまったような?
とにかく前向きに考えられないのだ。夜は大抵うなされるし。孤独感にも苛まれる。根暗一辺倒である。
うーん。。これは一体どうしたのだろう?
ワーカホリッカーの私の父は45歳、心筋梗塞で亡くなった。職業は新聞記者だった。朝起きたら冷たくなっていた、というまるで、老衰のような亡くなり方だ。
父が亡くなった当時、私は中学生だった。それ以来、父よりも長生きしよう!が第1目標になった。なってしまったと言おうか?(早逝の父が可哀想でならなかった。)
以来、メタボにならないように気を付けた。しかし、それしか目標を見出せなかった私も今思えば、ちょっと可哀想かもしれない。
いまの私。癌で死にかけたが、たまたま幸いファーストステージで、結局、父よりも長生きする事には成功した。
しかし、生き残ったのはいいが、何だか心が空っぽだ。やるせない。何故だ?
わからない。。。
たまたまこういう本を手にした。
中年になると、男女問わず誰でも、人は落ち込んでしまう時期を持つものらしい。
私の場合は病気などの影響もあるが、子宝に恵まれず、恋愛?結婚も中途半端。何も成し遂げていない気がする、というクライシスであろうか。また、とにかく簡単に孤独を感じてしまう。
これは好き勝手生きていいわね、と言われる側の裏の悲しい現実だ。
更年期?と言われてしまうかもしれないが、(もしかしたらそれもあるかもしれない)私は、中年の危機という奴かもしれない。だから前向きに物事を考えられないのか?
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スーパーアイドル、キョンキョンでさえも中年の危機について取り上げている。共感度!高し。
しかし、人生を諦めてはいけない。ネガティブ思考なんてもう不毛である。
年齢を言い訳に、もういいやという気持ちも捨てた方が良さそうだ。
人間は生きている限り何歳になっても、ちょっとした努力が実を結ぶ筈だ。
鎌田さんの著書によると、置かれた状況を楽しむ、ディフェンス一辺倒になってはいけない‥も一つの解決策のようだ。
人生100年時代。これからが人生本番・・とすら言えるかもしれない時期の筈である。
また、今日たまたま参加したコミュニティで、コップに入っている水をこれだけしかないのか?こんなにあるのね!と、捉え方で全然、人生の過ごし方が変わるよね、という話を聞いた。
そうである。そうなのである。そうだった。
何事も。幾つになっても。心がけ次第というわけである。
因みに、基本のキ?の大御所、ダーウィンの「種の起源」では、変化に対応できる生物が子孫を残す(生き残る)と説いているらしい。ナルホドー。生物全般に当てはまる道理である。
ふと、自分を振り返った鈴木乃だった。
Textby: 鈴木乃彩子
編集:アカ ヨシロウ
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