#181 気にしない、気にしない
いつも授業で、学生たちに「何でも聞いてくれ」と言っている。
でも、私は何でも答えられるほど優れた教師ではない。
それでいいと思っている。
答えはひとつじゃない。
学生たちには、自分にとってピッタリくる最適解を求めてほしいと考えている。
今日は、女子学生から質問があった。
「私が教師になったら生徒にナメられるような気がして自信がないんですけど、どうしたらいいでしょうか?」
ムムムッ・・・・確かに、押しが強そうには見えない。
「 どうしたらいいも何も、ありのままの自分を受け入れるしかないよね。
私も若い頃は生徒にナメられていたよ。
きっと自分のことを頼りない “ 若いあんちゃん ” だと思っているんだろうなーなんて思って落ち込んだりもしたよ。
でも、そんなこと気にしてもしょうがないじゃない。
気にしてばかりいると、“ 気になる” がどんどん大きく育って、“ 気になるオバケ ” になってしまうよ。
これまでの人生を振り返ってみると、大抵の心配事は、的外れだったり、思い過ごしだったということが多くない?
実際のところ、生徒はね、キミが思っているほどナメちゃいない。
いや、「ナメる」というのとはちょっと違うと思うんだ。
生徒は自分よりちょっと年上のお姉ちゃん先生や、あんちゃん先生が、どんだけ真剣に向き合ってくれるか期待しているんだろうね。
年が近いことは武器にもなり得る。
生徒のことを何もかも見通せる教師なんていないさ。
キミは生徒の人生を生きるわけじゃない。
自分の人生で何を大切にすべきか考えることのほうが大切だよ。
「わたし」を主語にして、教師として、人としての生き方・あり方を考えて行動することだよ。
自信とは「自分を信じること」
自信と責任、そして一歩を踏み出すほんの少しの勇気があればいい。
生徒はね、ちゃんと見ているよ 」
90名の学生の感想を読んだ。
学生たちを励ます授業になってしまった。
こういう展開のほうが、みんな何を考え、何に不安を抱いているかがわかっていいかもしれない。
90分1本勝負の授業で、学生のアウトプットにも時間をかけたいが、そのバランスが難しい。
学生たちには、語ることによって、必ず自分の中に答えがあることに気付いてほしい。
それを引き出す授業を心がけたい。
トップの画像は、Microsoftが開発したBing Image Creator という画像生成AIのしわざである
日本語に対応してくれるので助かる。
キーワードはこうだ。
落ち着きがあり、ちょっと渋くてかっこよくて、学生思いの日本人大学教授
さすが、AIに描いてもらった私の似顔絵は素晴らしい。
いや、似ても似つかないだろう!
そして下の画像は、上記の条件に「笑顔」というキーワードを追加したもの。
しばらくこれで遊べそうだ。