絵を100枚描き続けたことで見えた「言葉以外の力」について
こんにちは、子どもが教える学校の鈴木です。
最近の私は、コツコツと(小さいけれど)新しいことにチャレンジしています。なかでも一番の挑戦は、やはり1年半前に趣味ではじめた「抽象画」でしょうか。過去の投稿でもご紹介したように「正解のない、心のままに描いていい」という世界観にドはまりし、生み出した作品は100点近く。10月頭にはグループ展に出展。そこではなんと!!オーストラリアの方が作品を購入くださり、作品がなんと海を越えました!なかなかすごいでしょう?笑
そんな私のドはまり具合を見ていた友人たちからのリクエストもあり、先日は初のワークショップを開催してきました!(スタートから1年半にして、絵画の技法もろくに習ったこともないのに、私は”絵の先生”に・・笑)
この場での気づきがとても大きかったので、今日は記事にします。
まず、みなさんの「没頭ぶり」がすさまじかったのです。
立ち上がって描く人、
ひたすらペタペタと色を重ねる人、
絵の具の触感を愛でまくる人。
それぞれのスタイルで作品制作に没入する様子は、まるで子どもたちが公園で思い思いの遊びに熱中しているようでもあり、とても愛らしい光景でした。見ている、こちら側が思わず笑顔になるほどです。
そして、ありがたいことに楽しかったー!また描きたい!のお声。出来上がった作品たちも、言わずもがなの唯一無二さで素敵でした。
普段、子ども達にプレゼンテーションという「表現」を教えている私です。
表現の枠を取っ払うこと、その人の内側から溢れ出るものをいつも大切にしているのですが、「抽象画」だとこれらがとてもスムーズであることにとても感動したのです。言葉というツールを介さない、「色や形」といった非言語の持つ力のパワフルさを感じました。
言語にしないことで、より広くて深い範囲の表現ができる、この感覚分かりますでしょうか。言葉はとても便利です、同じ言語を扱う人となら共有も容易です。でも、言葉では、心の感じている細かい機微のすべてを救いきれない、そんな限界を私は感じています。だから、子ども達に気持ちを表現してもらう時、よく色で表現するなら?とたずねたり、時に画像検索をして、ぴったりの画像を教えてもらったりしていました。
今回、抽象画のワークショップをやってみたことで、プレゼンテーションの指導にさらなる「伸びしろ」を感じました。
「言語だけに頼らない設計」にすることで、もっと自分の内側の思いや感覚に耳を澄ませる時間を作れるのではないか。
心の内側の感覚とカチッとつながれさえすれば、おのずと伝えたい言葉も出てくるし、伝わる言葉になっていく、それはたくさんの子ども達と会話して心の底から実感していることです。
というわけで!抽象画のワークショップをやってみて感じた私の大きな気づきは、本職であるプレゼンテーションの指導に大きな変化をもたらせてくれそうな・・そんな兆しに今、とてもワクワクしています。
近々、これまで何十回とやってきた、いつものプレゼンテーションのワークショップを「大幅バージョンアップ」し、しかも「大人向け」にお届けしようと考えています。
日時と場所だけは決まっているので、先にお伝えしておきますね。
11月26日(火)午後 @都内で行います。
子どもが教える学校の世界観、メッセージが大好き、という方には、喜んでいただける企画なはず!今回は、私単独ではなく、ダブル講師でお届けする初のワークショップ。今日・明日にでも公開できると思うので、ぜひ予定をあけてお待ちくださいね。
それではまた!
子どもが教える学校 鈴木深雪