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授業づくりは産みの苦しみ!!でもその先の世界を見て欲しい!!

子どもが教える学校は、子ども達が先生となり「自分のオリジナルな授業」を大人に対して行う学校です。

今、子ども達は7月4日5日の授業本番に向けて、「授業づくり」の真っ最中です。今回も、「算数と数学の違い」「落語」「大好きなカナヘビ」「折り紙」などなど、ここだけでしか聞けないオリジナルな授業を準備しています。

とさらっと書きましたが・・・

今みんな資料を作りながらも不安な時期、チャットには「失敗しないか不安です・・」のメッセージが。。うんうん、分かる、だって子ども達、結構高度なことをやってるんですもの!!!


授業を作っていく中で、子ども達の中にはたくさんの葛藤があるんだろうなといつも、想像をしながら彼らと接しています。

「大人に私が授業できるだなんて」
「自分で選んだテーマだけど、本当に授業になるのかな」
「伝えたい事を書き出してみたけれど、まとまりがない気がする」
「資料づくりも初めてだし、どうしたらいいの」
「当日、きちんと発表できるかとっても心配」

こんなところかな?こういう感情、大人になった私も頻繁に抱くことあるし、手に取るように分かるんです。

ましてや・・

大人が授業ではなく「子ども」が授業をする
算国理社ではなくて「好きなこと」を授業にする



これって子ども達の今までの授業の当たり前を、大きくぶっ壊す、そんな挑戦なんですよね。

さらに、子ども達は授業をするには「知識量が必要」「上手に話せなくちゃ」きっとそういう先入観を持っていると思います。

ここまでの何度かの関わりで、それも大事だけれど、とにかく「伝えたい気持ち」っていうのが大事だよ、と何度も子ども達には伝えてきました。私たちの授業は、相手に分かりやすく伝えて何かの「行動」を起こしてもらうもの、そうやってみんなで定義しています。そのためにはやっぱり気持ちだよね、って。

とはいえ、やはりいざ「授業づくり」を前にすると怖気づきたくなる気持ちもよーーく分かります。

授業づくりは産みの苦しみそのものだと思います。今まできっとやったことのないトライだから、怖いと思います。まわりで見ている親御さんも、うちの子は本当に大丈夫か?って心配すると思います。

だけど、テーマや自分と向き合う中で少しずつ見えてくると思います。子ども達には、自分のテーマを借り物の言葉じゃなくて、自分言葉で語ろうって伝えています。自分言葉を探す中で見えてくるものが必ずあります、それがみんなに自信をくれます。

私はひとりひとりの可能性を本当に、心から信じています!!気休めに多分最初は聞こえるでしょう。

ですが、授業準備までのワークショップで、私は何度も自分のテーマについて「生き生きと話す、子ども達の姿」に触れています。もう、その時点で9割出来ている。あとはそのまま本番で話すだけ、何ならそれくらいに思っています。

だって、そうやって生き生きと話せるテーマがあるって、どんなに幸せな事でしょう。その存在だけで、どれだけまわりの人に勇気を与えると思いますか。

子ども達は自分でこのテーマを選ぶと決めて(まわりは一切指示をしていません)、子ども先生になることも自分で挙手して決めて、何よりそのテーマについては(数学も、落語も、カナヘビも、折り紙も、書ききれないけど他もすべて)そこらの大人よりもプロフェッショナルです!思いについてはきっと誰にも負けません。

ワークシートと向き合ったり、資料作りを手掛ける中で、きっとこんな風に感じるはずです。

「自分にはこんな風に伝えたい気持ちがあるんだ」
「それを子どもである私も、伝えてもいいんだ」
「きちんと向き合えば、こんな風に形にできるんだ」

そんな思いが芽生えてくると思うんですよ。

この時の、達成感ったら半端ないです。誰かが定めたテーマでの達成感より、何倍も充実を感じるものに違いないです。

誰かにやれって言われたことより、自分がやるって決めた事のほうが、何倍もの自信をもたらせてくれると思います。

私も今、このプロジェクトに関してのホームページづくりの真っ最中です。みんなと一緒で伝えることに挑戦しているよ~

このプロジェクトへの気持ちは誰にも負けません。
きっとここに訪れてくださる方に明かりをともすようなHPにしたい。

だけどね、ドキドキするんですよ。怖いんですよ。時期尚早じゃないかって、独りよがりじゃないかって、自己満足なんじゃないかって。だけど、こうやって自分の気持ちと向き合い、このプロジェクトは何者なのか「自分言葉」で語っていくこの時間が産みの時間だって感じているから、あきらめずに向き合えます。

毎期毎期の子ども達のチャレンジを見ていると、私もあぐらをかいていられないな、そう思いながらいつも自分に対して小さなチャレンジを課しています。

4期もきっとみなさんの心を動かす授業になるとお約束します。


子どもが教える学校

毎月第1土日に開催です!
次回は9月!!
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【プロフィール】
 鈴木深雪 東京都日野市在住
 小学2 年生男子を子育て中の働く母。
個人HP)https://himotoki.com/
大手印刷会社に 16 年勤務そこでのプレゼンテーション/資料作成スキルを活かし、思考整理サポートや資料作成代行業務で独立。 7 年間の子育てで学んだのは「子どもが大人に最大の学びをくれる存在」であること。いつか子どもが先生の学校をやりたいという夢と、学校休校への子どもたちへの思いが合致し、本プロジェクトを 2020 年 3 月に立上げた。
その他、ライフワークとして、働き方をテーマとした東京都日野市主催セミナーへの登壇や、 NHK 番組「おはよう日本」への出演実績あり



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