【教育のプロではない葛藤・・だからこそ私が子ども達に伝えられること】
出版ご報告の投稿には予想以上にたくさんのあたたかい言葉をいただきました。本当にありがとうございます!!エモいついでにwこの記事ではもうひとつ私の葛藤を吐露しておこうと思います・・
それは私自身が教育のプロではないという葛藤です。
ご存知の方も多いと思いますが、主宰している子どもが教える学校は、コロナ休校下で何かできないか、小2の男の子の一母親の思いから偶発的に生まれた場です。
そこから今に至り、この場で子ども達にプレゼンテーションを10カ月で130人に指導、公立小でも授業をさせていただいていますが、数か月前までの私は教育のプロではないという引け目が自分の中に若干ありました。
もちろん!
子ども達の思いに寄り添うこと、子ども達の持っているものを言葉にすること、それをプレゼンテーションに表現するためのリードは、私のもうひとつの生業でやってきた「ヒモ解き」そのものですし、会社員生活16年で培ってきた知見そのものでもあり、内容やクオリティについては自信をもってお届けしています。
ですが、小学生にプレゼンを教えている人たちが全国的に見てもまだまだ少数な中で、これをやっていれば太鼓判という指針もない中で、絶対的な確信を持てなかったというのが正直なところです。(私自身の自分への信頼度の問題ですね^^)
今でも迷いながら、都度授業内容を細かくチューニングを繰り返しながら子ども達と向き合っています。
で、最近ようやく気付いたんです。
こうやって明確な資格も何もない私で、既定の指導案もない授業をやってるからこそ、感じるたくさんの不安や葛藤。そこに向けてのたくさんの自問自答。
そんな私だからこそ、子ども達に伝えられる学びがあるのだということを。
子どもが教える学校に訪れるお子さんたちは、誰もが最初から人前で堂々と発表できるようなそんな自信に必ずしも溢れているわけではありません。
「小学生のぼくが大人に 伝えられることなんてないよね、、」
「これって私だけの意見だからみんなに伝えたらおかしいって思われるよね」
「自分の気持ちなんて伝えずに、情報だけを伝える方が全然楽!」
私たちのプログラムで小学生や中学生のみんなが伝えてくれるのは、学校の教科のようなカリキュラムがあるものではなく、「自分だけのテーマ」です。
そして伝えてほしいのは「そこにある自分だけの思い」です。なのでいくら本を読もうとも、インターネットで検索しても、その答えはどこにも載っていません。答えは自分の中にしかない、そんな学びなのです。だからこそ彼らにもたくさんの葛藤があります。
そしてその葛藤は、私が学校を運営しながら日々向き合っている葛藤と全く同じ形をしています。おもしろいほどにそっくりです。だからこそ、子ども達のドキドキや心配、自分の思いよりも他人の目を優先してしまう気持ちも、答えあわせを誰かにして欲しい気持ちも、私には手に取るように分かります。すごく生みの苦しみなんですよ、でもね、そこで得られる学びこそこれからの時代に本当に必要な学びだと私は思っています。そしてね、生み出せたときは、大げさだけど「私は、生きてるー!」って感じがする学びです。
その学びこそ、その葛藤を知っている私にしか伝えられない学びだと今なら自信を持って言えます。
私が教えているのはプレゼンテーションです。プレゼンテーションとは人前で堂々と大型スクリーンの前で大声で話す、そんな画一的なものではありません。大事なのはその表現の前に、まずは自分の本当に「伝えたい思い」に
しっかりと向き合い、言葉にすること。その上での相手ありきの表現です。
私の講座ではこの部分をとにかく大事にしています。テクニックに寄らず、大人になっても使える本質的な学びだとも自負しています。
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いや~思いをつづっていたら思わぬ形で長くなりました。昨年秋から、小学校での講師の経験や、今回の出版企画など、私もたくさんの経験をしてきました。それらの知見を入れ込み、上記のような思いを込めて、このたび講座自体をリニューアルしました。
子どもが教える学校は、彼らにとっての本番発表の舞台にすぎません。大事なのはそこに至るまでの「自己対話」の4週間です。
その期間が何よりも大事だからこそ、この4週間に愛情を込めた名前を付けたくて「プレゼンテーションらぼ」と名付けました。
すべての小中学生(小4から受講可です)に受けてもらいたいそんな思いで作り上げた講座です。定員は10名の少人数の場です。
しっかりと彼らに向き合いながら、子ども達の思いに寄り添い、それを一緒に言葉にする経験をともにしたいと思います。リニューアルかねて、テキストも刷新中ですよ~!
この経験を通じて、自分の思いを言葉に出来たときの気持ちよさや、それを他者に伝えて心が通ったときの世の中に対する安心感。それが結果として夢を叶えていくプロセスであること。そんなものをぜひ学んでもらいたいなと思います。
募集ページはお子さんがいらっしゃる方だけじゃなく、大人の方にもきっと何かの気づきがあるものになっているはずです。(何度も何度もかき消ししながら、愛情込めて作りました!)
ぜひ下記のリンクから新しい講座の内容を見ていただけると嬉しいです。そしてぜひ必要かと思うお子さんへのシェアもしてもらえるととっても心強いです。興味がある方はぜひご参加ください。
参加に際してのご質問はツイッターでもお受けします^^この学びがスタンダードになるように、さらにエンジンかけて行きます!
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子どもが教える学校 鈴木深雪
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