投資の大原則3選。リスクを抑えて利益を出すための考察
結論から。
長期的であること
分散すること
コストを低くすること(頻繁に取引しないこと)
ひとつひとつ説明を入れます。
長期的であること
その名の通り長期的利益を優先するということ。
デイトレードのようなその日限りの利益をとるのではなく、株や債券の長期保有からもたらされる、配当金や値上がりに期待するということ。
目先の利益ではなく、生涯の実益をとる。実生活でも大切なことのように思われます。
分散すること
一社の株を買うのではなく、何十、何百社といった複数の会社の株を買うこと。そうすれば、ひとつの会社潰れたとしても、お金をすべて失うことは無い。
リスク分散のことですね。”卵は一つのかごに入れるな”という有名な格言をよく耳にします。
コストを低くすること
利益はいつとれるかわからないが、コストは必ずかかる。だからこそ、コストを低く抑えることが大切といわれています。
ここでいうコストは、手数料や信託報酬のことですね。こうした必ずかかるコストは、徹底的に削減しろと様々な本では言及されていますね。
日常生活でも倹約がこれに当たるかもしれません。稼ぐよりも節約するほうが、簡単にお金を作り出せるのはイメージしやすいのではないのでしょうか。
頻繁に取引はしないほうがいいということですが、それはいったいどういうことなんでしょうか。
これにも手数料のことが関わってきます。
株でも債券でも売買する際は手数料がかかります。売買すればするほどコストがかさみ、その分利益は小さくなります。
コストを低くするということは、取引の回数を減らす必要があるということなのです。
そういった点からみるとデイトレーダーは手数料の分も稼がなくてはならないので、一般の投資家よりもハードな仕事になりがちであることがわかります。
ちなみにですが、売買が多い投資家ほど、市場の平均よりも低いリターンになるというのが研究でもわかっています。
カリフォルニア大学のブラッド・M・バーバー 、テラス・オディーンが行った研究について説明します。(1)
1991年~1996年の間、66,465世帯の取引状況とそのリターンを調べました。
すると、最も取引回数の多い世帯は年間11.4%の利益を上げており、一般的な世帯は年間16.4%の収益を出していました。
では肝心の市場の平均リターンですが、なんと17.9%でした。
取引回数の多い投資家は市場の平均リターンと比べて-6.5%も損失を出しているのです。
一般的な投資家でさえも市場平均リターンを上回ることができないのです。
なかなか衝撃的な内容ではないでしょうか。
この結果からみるとbuy&holdの投資戦略は決して馬鹿にできないものだとわかります。
まとめ
おさらいしますと
長期的であること
分散すること
コストを低くすること
この3つでした。
あくまで個人的な意見に過ぎないので、実際に本を読むなどして判断するといいと思います。
以下に参考にした本たちを記載しておきます。
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