愛の♡メンヘラ短歌集vol.1
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前置き
こんちゃ!(鈴木コンブ界隈の挨拶)
私は高校で美術部に入っていました。
油絵がどのような工程で描かれるか知っていますか?これは私の先生に教わったやり方ですが、まず、薄く溶かした茶色の絵の具でキャンバスに大まかな下書きを描くんです。それから色を乗せていきます。こうすることで絵に深みが出るそうです。
私の美術部は本気の奴は本気、怠ける奴はとことん怠けるという両極端チームでした。ですがうちの美術部には、毎年行われるコンクールに油絵を描いて応募しなければならないという決まりがありまして。
コンクールの締め切り間近まで何もしないやつもいました。
Kちゃんというサボってばっかりのやつがいて、彼女はまだ茶色の下書きしかしていないのにコンクールに出品するしかなくなりました。
下書きから、Kちゃんは自販機の前で振り向く女子高生の絵を描きかけていることはわかりました。
作品名を決めて提出しなければならない日にも、Kちゃんはなかなか来ませんでした。
「Kちゃんの作品名どうしよう」「もう俺らでテキトーに決めちゃおう」
そうして、決まったタイトル。
青春のかたすみ
はっと息を飲みました。すごい。それっぽすぎる。テキトーにしてはうまく出来すぎてないか?
そしてなんと、Kちゃんの下書きだけの絵は、他の真面目に描きこんだ作品を差し置いて、見事入選しました。
私はこのときから、どこか惹かれる短文を作りたい!という願望を密かに抱いていました。
そして、前回のnoteで短歌や俳句を話題にだしてから、短歌に関する他の方のnoteを漁っていきました。
出会ってしまった。穂村弘の短歌。
なんとなく、雨とかゼラチンの「ぴちょん」という音が聞こえてきます。少し暗いリビングのテーブルの角に座って一人、ぴちょん。
短歌って面白い。音やその人の姿まで映像として浮かんでくる。日常の一瞬が、生活の片りんが見えてくる。
私もやるー!私も仲間に混ぜてくれ!
っつーわけで。
愛の♡メンヘラ短歌集
前回「彼ピッピ」を枕詞にしたところとても捗ったため、今回も恋愛の歌を詠みます。
これは暴風吹きすさぶ公園で、二人で弁当を買って食べた時の思い出。箸をもらい忘れ、私がなけなしの女子力を見せつけようと予備の箸を出そうとしましたが、一膳しかもっていませんでした。一膳を分け合って一本の箸でどうにかこうにか唐揚げを食べました。後日友人から「一膳の箸を真ん中で半分に折れば二膳になるじゃん!」と突っ込まれました。確かに。
実際に猫はそんなに来てないような気がしたけど、くるくるという語感がいいかなと思いました。
うーん、なんだかありきたりな短歌になってしまいましたね。難しいです。メンヘラ短歌というからには、もう少しネッチョリしていてもいいかも。
好きな人は、独占したーい!!
初心者なのでまだまだ改善の余地はあると思います。これからも精進します。
おわり!またね!