やんばるをおとずれて③
旅は人生の縮図、ひとつのプロジェクト
時代劇の水戸黄門のように、人生を旅として捉える考え方は、多くの共感を得るところだと思う。また反対に、旅も人生の縮図であると思う。
目的地に向かって前進する。当てもなく彷徨う。誰かと出会い、誰かと別れる。そんな出会いのひとつひとつに意味を持つかは、自分自身の捉え方次第。そして、旅はそのままひとつのプロジェクトだ。目的があり、始まりと終わりがある。だから、目的が魅力的、でメンバーが素敵だったら、その旅はきっと素晴らしいものになる。
今回はやんばるで、京都にいることで出会えた素敵な仲間と共に過ごした。
地元京都を愛し、だからこそほかの地にも関心を持ち
自分を大事にできているからこそ、ひとへの想いがあって
ビジョンがあるからこそ、今この瞬間を楽しんでいる
そんな人たちだ。
飛行機が遅れたり、天気が味方しなかったり、そうして元々の予定とはかなり違う行程になっていくのだけど、そこにはたいてい、発見があり感動があった。
人生における運気についての研究は結構盛んで
オープンマインドで、人や出来事との出会いを楽しむ人ほど
幸運な出来事に遭遇する確率が高まり、成功しやすくなる
という研究結果がある。ちなみにスマホを操作していると、周囲の変化に気づく確率が40〜90%下がるそうだ。
あるはずのものが見えない
聞いているはずのことが聞こえていない
そうして自らチャンスを逃している。
逆説的だけど、何かを探し当てようとすると見つからないことが多い。かえってそこにあるもの、おきていることをそのまま見ていると、チャンスや機会に気づくことの多さに気づく。
「肩の力を抜いて、ありのままを観察する」
それは
「科学的なものの見方」
と同じで、極めてロジカルなスキルでもある。
つまり「幸運はロジカルにつかむことができる」
とまあ、この旅は出会いに恵まれ、幸運に包まれ、京都でのこれからが楽しみで仕方ないし、沖縄と京都、これに秋田も加えた循環を描いていくのがこれからのチャレンジになる。そういうプロジェクトは「こちらからも関わりたい、こちらにも関わって欲しい」と願う人たちと始めることが必須で、この旅はそのための関係づくりというプレのプロジェクトだった。
そうそう、こんな言葉を思い出す。だれの言葉だったかは忘れた。
「その人の幸せを、心から願える人と、暮らし、働き、遊びなさい」
まごころある関係。まるで家族。
これまでも、これからも、大切にしていきます。