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初級|おすすめの教材

キレイな字を書けるようになりたい 

方法はたくさんあります。
「ペン字練習帳」「通信講座」「教室へ通う」が一般的でしょうか。
今はネット上を検索すれば、キレイな字を書く人たちが色々なコツや手本などを無料公開してくれてもいます。

どのような方法で取り組むかは、本当に人それぞれです。
自分に合った方法で!ということですが、「自分に合った方法がわからないのよ~」という人も多いのではないでしょうか。

性格(飽きっぽいとか努力できるかとか)、やる気、求めるレベル、どのくらい練習時間が取れるのか、今の筆跡etc
日常で「字きれいだね~」と言われている人がさらに上を目指すのと、読めないような字を書く人と、読める字は書けるけど、こういう字を書けるようになりたいなどと思っている人では、取り組み方が異なります。

書きクセや特徴、取り組むべき課題も人それぞれです。

私の教室では、沢山話しをしながら(カウンセリング)、その人が目指す字を書けるように、その人に合った方法を見つけて練習していきます。

教室に通うことは独学よりもお金がかかりますが、結果が出ないことにお金と時間と労力をかけるよりも良いのではないかと思います。

ですが、色々な事情や考え方で独学で取り組みたいと思う方もいらっしゃるかと思います。
そこで、自分に合ったやり方がわからず、漠然と「キレイな字を書けるようになりたい」と思っている方へ。

私がお勧めする教材は「教科書」です。

私自身、教室にも通っていましたし、ペン字練習帳も沢山試しました。
インターネットや書籍、SNSも多く利用しました。

その結果、私がたどりついた答えは「教科書」です。

漠然と「キレイな字を書けるようになりたいな~」と思っている方。
「ペン字練習帳、沢山ありすぎてどれがいいのかわからないや~」と思っている方。
学校の書写の教科書をやってください。

ペン字練習帳やインターネット、SNSなどで公開されている美文字のコツや法則の基本は、ほとんどが書写の教科書に載っています。
手本となる文字もクセがなく、整っています。
低学年の教科書にはひらがなやカタカタのお手本もありますし、最後のページなどに、それぞれの学年で習う漢字の手本一覧も載っています。
小学校の書写では楷書を、中学校の書写では行書を学べます。
中学校の書写の教科書には、常用漢字の楷書体・行書体の手書き手本一覧が載っています。

書写の教科書をしっかり読み、理解し、練習し、基礎が身についたら、次へステップアップしてみてください。
自分が理想とする字を見つけ、手本として練習します。

よく見かける「〇〇日で美文字になる!」「この一冊で美文字になる!」などという文言は嘘ではありませんが、「ここに書いてある通りに書けること」が大前提です。理屈通りにすぐ書けるようになれば、みんな美文字です。理論を理解することは必須ですが、頭にインプットしたものをアウトプットすることは簡単ではありません。それは字に限らず。


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