水曜3限③こどもホスピスについて
4月28日の水曜3限「ジャーナリストの技術」の3回目、横浜こどもホスピスプロジェクト代表の田川尚登さんにおいでいただき、関東学院大学キャンパスの直ぐ前に建設中の「こどもホスピス」のお話を伺いました。
<第3回の振り返りを書いてください。
横浜こどもホスピスプロジェクトの代表、田川尚登さんにおいでいただき、建設中の横浜こどもホスピス「うみとそらのおうち」の取り組みについて伺いました。田川さんにも読んでいただきますので、皆さんの思いが田川さんに伝わるように工夫して書いてください。>
【2年】・田川さんのお話を聞いて、娘さんが亡くなられた悲しみを糧に自ら行動を起こして、「うみとそらのおうち」という横浜こどもホスピスを建設しようと他の人の役にたつことをしているのは本当にすごいなとお思いました。私は悲しい出来事があると自分の殻にこもって何もしたくないと考えてしまうのですが、田川さんを見習って悲しい出来事から次の行動に活かしていけるような人になれるように自分の考え方を改めて見つめなおしていきたいなと思いました。
・娘さんが亡くなったことの経緯から幼少期の子供の保険制度がないために自ら行動し環境を整備している事に凄い感銘を受けました。私は似たような経験をした事があり私が5歳の頃からずっと一緒に暮らしてきたペットが昨年なくなってしまし当時は月に何度も病院に通いその都度ペットに延命治療をしまた保険も効かないので治療費がかかる一方でした。なので私自身、将来的には動物の保険制度或いは保険の会社を作りたいと思っています。自分自身で思い立って行動するのはとても難しいと思いますが田川さんを見習って学生のうちに自ら動き色んな経験をして将来の夢に役立てたいと思います。大変貴重なお話をして頂きありがとうございました。
・自分の小さい頃の経験もあるので、ホスピスや子供の死が関わることについて怖いとどうしても思ってしまい逃げがちでしたが今回詳しくちゃんとお話を聞けてよかったです。遺してくれたものをちゃんと感じとりながら、これからも自分の置かれている環境に感謝して過ごして行きたいと思いました。
・今回このこどもホスピスの講義を聞き、娘さんを亡くしてしまい家族が亡くなってしまうことはとても悲しいことです。しかしそのことを世の中の人に伝えるべく活動や施設の建設などに貢献する田川さんは本当に素晴らしいことだなと思いました。生きたくても生きていけない人だったり、生まれつき障害持ちで苦しい生活を送っている子供達から勇気を貰いました。私の中では貴重な話を聞けた良い講義でした。
・田川さんがお子さんを亡くして、その経験から他の同じ状況のような子供達のために施設をつくろうとしたその気持ちというものがなかなか普通の人ではできないことだと思いました。自身のお子さんが亡くなってしまったらなかなか仕事はもちろん生活するのさえ厳しいと思いますがそのような気持ちになっていたのは精神力が素晴らしいと思いました。
【3年】・こどもホスピスと聞いて、まず最初に浮かんだのは看護や保育のイメージでした。身体の世話やメンタルケアを行なうようなところで、内装も病院のようなものを想像していましたが、実際にお話を聞いたりスライドを見たりして、医療施設よりももっと自然な雰囲気に近く、活動内容ももっと幅広いものなのだと分かりました。
講義内の質疑応答時間でも少し触れたのですが、私は幼少期デュッセルドルフに住んでいたことがあり、幼稚園、小学校と通っていく中で、やはり日本と比較してそういった子どもたちへのケアがしっかりしているという印象がありました。
また、今は横浜に住んでいますが、横浜に来る前に通っていた名古屋の小学校では、疾患や障碍を持つ同年代の子たちと多く交流があるクラスに属していました。
横浜で通っていた小学校では、特別支援学級があったものの学校内での交流は少なく、それまで通っていた小学校と比べてしまうと、そういったケアの面でもそこまで充実はしていないという感じでした。
地域柄との相性や、最初に通っていた学校がケアがかなり充実していたというのはあるけれど、横浜の小学校に転校した時に、少しやりづらさを感じたことを思い出しました。
こどもホスピスといったようなプロジェクトやケアが充分にされていたり、そこに通うこどもたちと、一般の小学校との交流があるということは、地域全体のいい雰囲気づくりにも繋がるのではないかと思います。
情報発信に関心のある身としても、事業に貢献できるような活動をおこなってみたいと思いました。
・〇田川さんからホスピスが存在する意味を直接教えていただけたおかげで、ホスピスとは何か、そして、誰のためにあるのかをしっかり認識することが出来ました。また、実際に田川さんが経験したお話や、海外のホスピスの映像を見たことで、ホスピスのイメージが変わりました。逆に言えば、今の若者たちは、このように実際に説明を受けないとホスピスについて知る由もないはずなので、今回得た知識を周りの子に伝えていく必要があると感じました。
〇今回のお話を聞いて、ホスピスはとても大切な場所なんだという認識をしたのですが、その割にはあまりメディアに取り上げられないのはなぜだろうと疑問に思いました。日本にホスピスという言葉を定着させるためにも、まずは今回の授業のように、海外のホスピスの実際の映像を広告にのせて出すのも一つの手なのではないかなと感じました(とてもお金を使うので、ある程度の収入がないと厳しいかもしれませんが...)。
〇授業中、大学の近くにホスピスができるのでしたら、学生と連携した企画を作ったほうが良いという意見が出ました。私もこれには賛成です。このままだと学生がホスピスのことをよくわからない状態のままなので、ホスピスを理解させるためにもこのような取り組みは必要だと思います。ただ、教育学部などとはコラボしやすいですが、コミュニケーション学科は子どもに関する授業がほぼないので、そのようなコラボを実現するには難しいというのが現状です。しかし、それでも、大学内にホスピスとは何かを理解した学生が何人かいればその理解は周りに浸透していくはずですので、まずは何か一つ企画を成功させることが必要だと感じました。
・今回のホスピスのお話、大変参考になりました。子供向けに緩和ケアができる施設について知ることができて良かったです。
ご家族のケアもしていただけるのは本当に素敵だと思いました。
介護のストレスを解消できる空間があったり、お子さんもストレスを感じずに過ごせる空間があるのは本当にありがたいなと思いました。
ここからは提案なのですが、
社会にホスピスの理解を深めてもらうためには、SNSやブログを利用するのはいかがでしょうか。
横浜こどもホスピスプロジェクトのホームページを見たところ、インスタグラムやフェイスブックは利用されているようなので、twitterにも公式アカウントや田川さんご自身のプライベートなアカウントを設けてもいいと思います。
もちろん、利用者のプライバシーに抵触しない範囲でですが、一日一回更新するだけでも見る側にとってはかなり有り難いはずです。
私は身内を受け入れてくれる高齢者施設を探していた時期があったのですが、一番気になっていたのは施設の雰囲気やリアルタイムの状況でした。
デイサービス事業の場合ですが、運動会やレクリエーションなどのイベントの写真を掲載してくれていた施設の方が利用してみたいな、という気持ちになりました。
ですので、twitterで何気ない日常の風景を投稿するだけでもホスピスに対する理解は深まると思います。
また、ホスピスに関するイベントのお知らせなども定期的に行うことで認知度や事業に関心を持ってもらえる可能性が高いです。
田川さんご自身に関する投稿でも構いません。
田川さんの投稿を糸口にホスピス事業に関心を向けてくれる人もいるかもしれません。
見てくれる人は絶対にいます。
それから、我々にしてくださったように学校や講演会などでホスピスに関するお話をたくさんしていただきたい。
今の若者には死を美化して受け止めている節があります。
苦痛から解放される手段と考えているのかもしれません。
今の世の中には、身近な命について考える機会が必要です。
田川さんからお話してただくことで、命について考えてくれる若者は増えるのではないでしょうか。
若者の「死にたい」は幸せになりたい、助けてほしいの裏返しだと聞いたことがあります。
そういう若者に残された側の哀しみも知ってもらい、幸せについて考えてもらう必要があると思います。
以上、長文失礼しました。
・ そもそも私は今までホスピスがなんなのか知りませんでした。ですが今回の授業で取り上げどういうものなのかを知って田川さんのホスピスプロジェクトをすごく応援したくなりました。田川さんの娘さんのお話を聞いて「人魚の眠る家」という映画が頭によぎりました。(少し悲しいお話ですが、命について考えさせられるきっかけになるので是非)
海外では子供ホスピスへの支援など国からの補助があることを知って、日本でも患者さんや患者さんの家族に寄り添うような居心地の良い環境のホスピスができたら、患者さんのみならずその家族の方々まで心のサポートができるんじゃないかなと思いました。この子供ホスピスに限らず日本はこういった助け合うようなムーブメントは大事だしどんどん発信していくことが大事だと思いました。
以上、9人(=11人中)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?