アルバム「マンゴーの夜」オンライン歌詞カード
1.マンゴーの夜
魚が空を泳いでる
ゆらゆらゆれる夢の影
君はずっと星を見ていた
幸せそうな顔で
何もかもがつかめなくても
少しも怖くなかった
マンゴーのような大きなお月様
最初の僕らを全部
照らしてくれてた
時計の針が泣いている
何かが少し変わってく
風がどこへ消えてゆくかも
わからなかった僕は
君が消えた理由なんかに
まるで気づけなかった
マンゴーの夜に僕らは出会って
一番大切なもの
もらった気がした
マンゴーのような大きなお月様
最後の僕らも全部
照らしてくれてた
照らしてくれてた
作詞・作曲・編曲 スズキカヒロ
2.やさしいおまじない
ぷるるんピカリ
揺れるお星様
泣き虫の町並みに
静かに微笑む
ぱちぱち目玉
冴えて眠れない
そしたら森へおいで
迎えに行くからさ
ぱーらるらーれ ぽらしゃらーむ
やさしいおまじない
しゃーらるだーる やーでんとぅりーむ
一緒に唱えよう
ぽろらん響く
夜のマンドリン
夢を食べて生きてる
黒猫振り向く
カチカチキラリ
月の鉛筆で
僕らの街を描こう
大人が寝た後に
ぱーらるらーれ ぽらしゃらーむ
静かに動き出す
しゃーらるだーる やーでんとぅりーむ
新しい風になろう
明日に続く
僕らが歩く道
銀河に照らされ
光が溢れている
くるくる巡り
もらったやさしさ
星の川に還そう
ちょっぴりでいいから
ぱーらるらーれ ぽらしゃらーむ
そしたらまた届く
しゃーらるだーる やーでんとぅりーむ
嬉しい贈り物
ぱーらるらーれ ぽらしゃらーむ
やさしいおまじない
しゃーらるだーる やーでんとぅりーむ
一緒に唱えよう
ららら・・・
作詞・作曲・編曲 スズキカヒロ
3.野に消ゆ
地図にものってない
そんな所だよ
冷たく澄み渡る
空に包まれてる
段々ゆっくり浮かび上がって
素敵な場所が現れてきた
楽しい音楽が
土から湧いてくる
クジラの見た夢も
空に浮かんでいる
僕らはすっかり笑顔になって
素敵な場所で踊りはじめた
進め、進め、進め
見えない草むらかきわけて
きっといつか僕ら
どこかで出会って野に消える
進め、進め、進め
見えない草むらかきわけて
きっといつか届く
自分だけがそれを知っている
進め、進め、進め
見えない草むらかきわけて
きっといつか僕ら
どこかで出会って野に消える
進め、進め、進め
見えない草むらかきわけて
自分だけが見える
風に乗り果てしない旅へ
地図にものってない そんな所だよ
作詞・作曲・編曲 スズキカヒロ
4.ひばり
ひばりになって
空に浮かびたい
春の過ぎ行く
その日が来るまで
ひばりはいつも
飛ぶためではなく
想い伝える
ために羽ばたいている
きみに届ける
必要なことを
空の海から
響かせつづける
遠 ざかる景色の中にいたのは
それはたった一羽のひばりだった
春が過ぎたら
揺れる花の中
君は遠くへ
旅立っていくよ
僕は空から
さえずりつづけて
からだすべてで
お別れをしたい
遠 ざかる景色の中にいたのは
それはたった一羽のひばりだった
作詞・作曲・編曲 スズキカヒロ
5.(ボーナストラック①)夏の終わり(2000年作品)
太陽は黙ったままだった
夏の行く先は誰もが知らない
オートバイは夜空に消えてった
気づいたら秋はそこまで来ていた
道草の香り頬に受けて自由な旅へ
色褪せないものなど無いと感じた
夏の中に見えた宇宙の隙間からは
ほのかなスイカの香りが僕の足を
ただ前へと泣きながら進ませたんだ
まだ歩き足りないよ
歩き足りないよ
本当に大事なものはどこに置いてきたのか
まっすぐ歩いてこなかったけど
あの花の美しさわかったから良かった
何度転んでも歩き続けていれば
太陽も夏の行方教えてくれるはず
そこに光は 降りてくるんだ
作詞・作曲・編曲 スズキカヒロ
6.(ボーナストラック②)春幻
(instrumental)
作曲・編曲 スズキカヒロ
「マンゴーの夜」について
スズキカヒロが2015年にリリースしたアルバム『マンゴーの夜』は、数年間の音楽活動休止を経ての復帰第一作目であり、自身の思い入れが詰まった特別な作品です。このアルバムは、独特のメロディと豊かな音色が魅力で、聴く人を新たな音楽の旅へと誘います。
独特のアコースティックサウンドに、民族音楽のテイストを吸収し、カヒロ独自に消化したサウンドは、親しみやすさと独自性を兼ね備えています。心の奥底にしまい込まれた感情や思い出を引き出し、新たな気づきや感動をもたらすことを目指しています。
このアルバムは、日常の中に少しの魔法を添え、聴く人に穏やかな心のひとときを提供する一枚として、ぜひお楽しみいただきたい作品です。
漫画家のいがらしみきおさんからも以下の感想をくださいました。
いいですね。1曲目のマンゴーの夜から引き込まれました。 アジア風味のアレンジがとても新鮮です。 他の曲もオリジナルな感じなのに親しみやすくてスッと入って来ます。 ひとまず復帰作としては申し分ないのではないでしょうか。 いがらしみきお