身・水・湖 ーうつしだされる(琵琶湖を身体で感じ、あらわすワークショップ)
今年でついに3年目。ダンサー佐久間新さんとのワークショップ。
琵琶湖を身体で感じ、あらわすワークショップ??ミュージシャンとして参加した僕自身が、一年目は、琵琶湖??なぜ琵琶湖?と不思議な気持ちだった。
水の入ったペットボトルをゆする。ゆすられる水と、ゆする側である自分の体の中の水が呼応する。集まって、池の水にさわる。目的もなく池の水に触れるのなんていつぶりだろう。そして集まっている場所の近くに大きな水の集まりである琵琶湖がある。
頭で考えることの限界を超えるのは意外と難しい。そんなにも普段の私たちは言葉にしばられている。「私」とか「私たち」という言葉に。超えるには、ほんとうに「つながっているなにか」を体で実感することが必要だ。それはスピリチュアルなことではなく、むしろ物理的なことを実感すること。
そしてその実感のためには、ほんとにゆったりした(けれど、真剣な)「待つ」時間が必要だ。
気づいたら、知らず知らずのうちに、ジャワ舞踏の佐久間さんの真髄に触れている、そんなワークショップだ。
そして、それは僕にとってもそのまま「音楽」だった。つながっているものを感じること、待つこと。
2年目は、みんなで山を散策する中で出てきた言葉をならべて和歌を作り、曲をつくり、ふりつけを作った。
贅沢かつ真剣な時間。
3年目の今年で最後になります。
ご興味のある方はぜひ。