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【にちかWING】さぁ天井努を救いにいこう!
みんな!にちかのWINGが実装されたけど、もう読んだかな?
読んでない人は今すぐ読んで!
……よし!読んだね?それじゃあ今から
天井努の話をします。
いやいやだって、にちかのWING編は全シャニP達が待ち望んでいたストーリーの序章なんだよ?
2019年のクリスマスイベント『きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!~お客様の中にサンタはいらっしゃいますかSP~』にて突き付けられた283プロ社長、天井努の暗い過去。
誰もが思ったはずだ。
救いてえ…天井努を…。
その想いは『明るい部屋』を経たシャニP達の中でさらに大きくなり、そして…
遂にやってきたんだ!その時が!
七草にちかのこれからの歩みがどんな意味を持つのか。
そういう話を、しよう。
1.『特別』じゃない少女を輝かせるには
前置きしたようにこの記事は天井努の記事なのでいきなりにちかの優勝コミュを話をするけど、散々匂わされてきた八雲なみ=天井努が過去にプロデュースを失敗したアイドルであることがこのコミュの中でようやく明示される。
今更感はあるが、これがどういう意味を持つかといえば読み手に対してわかりやすく「そういうことなんですよ」って示しているわけで。
つまり、七草にちかのWING編はかつての天井努と八雲なみのリフレインだった。
WING編開始から終わりまで、ずっとまとわりついてくる息苦しさは八雲なみの葛藤の追体験なのかもしれない。
過去の天井努が取った「合わない靴を履かせる」手法は、『特別』じゃない少女をアイドルとして輝かせる1つの回答として提示されていて、実際にアイドルになるのさえ苦労した八雲なみは、短期間ではあるがカリスマ的アイドルとして名を残すまでに至っている。
そしてその約20年後、七草にちかは八雲なみがインタビューで語った「靴に自分を合わせる」をやりきることで、苦しみながら、八雲なみが辿った苦悩の道までも再現しながら、WING優勝を勝ち取っている。
非情なことに、この2つの結果は「合わない靴を履かせる」を肯定している。
結果を求めるなら「合わない靴を履く」ことは正しいのかもしれない。その裏で少女が『そうなの?』と悲しい笑顔を浮かべていようとも。
2.これからの七草にちかの物語
八雲なみと七草にちかの決定的な違いは、まだにちかはアイドルを続けていくことと、八雲なみの白盤でその本音に触れたことで「靴に自分を合わせる」やり方に疑問を持ち始めたことだ。
そしてプロデューサーであるシャニPは、最初から一貫してそのアイドル観に否定的で、優勝コミュのラストではこう宣言してみせる。
この時、シャニPは古株の録音技師から八雲なみの真実を聞き出していて、その強引な手法が過去の天井努によるものだと知っている。
そう、これは過去の天井努への宣戦布告なんだよ!
八雲なみの輝き、にちかのWING優勝という結果を突きつけられて、それでもなお、シャニPはにちかには別の輝き方があると、幸せになるんだと力強くいってみせた。
天井努と八雲なみの辿った道を歩くのははもう終わりだ。
これから先の物語はシャニPとにちかが形作る、幸せになるための物語。
WING決勝のステージで、八雲なみの靴を履くにちかを見て、天井努が流した涙なんてきっとろくなもんじゃないから。
別のステージで、幸せに笑うにちかを見せて、もう一度泣いてもらおうじゃないか。
過去の天井努を否定して、八雲なみの悲劇を乗り越えて、にちかを幸せに導いて。
天井努を救いにいこう。