ひとり起業は最強の働き方?
先日読んだ『ひとり出版社という働き方』は多くの示唆を与えてくれたので、ご紹介させてください。
きっとあなたは、”ひとり出版社”という言葉に違和感を持ったのではないでしょうか?
出版社って、ひとりでできるものなの?と。
それがね、できるんです。
詳細はネタバレになるので同書に譲るとして、今はひとり起業なんていう働き方はスマホやAIの発展、クラウドによる事業サポート環境の形成、グローバル化によって、普通です。業種問わずね。
だから、こんな事業はひとりでは無理だろう。。。と、決めつけずにどんな業界であっても、自分の想いを形にするうえでひとりが適切だと思うなら、その参入方法を調べつくすことをオススメします。
ネタバレしない程度に本の内容をご紹介するなら・・・
同書では、ひとりで出版社を立ち上げた方の奮闘ストーリーを複数紹介していて、”働き方”を考え直すという点でとっても興味深い人生模様が描かれています。
たいていの場合大手出版社ではボツになるような企画や著者であっても、どうしても世に出したい!という想いを実現するという内容。
出版に限らず、ビジネスは大手だからこそ多くの人に届けることができますが、逆に言えば多くの人に受けるものしか実現できない。
これは、マスビジネスである以上、避けては通れません。もちろん、そこに否定的な話は何もないですよ。
業界問わず、大手が安いコストで多くの人に届けることができるからこそ、生活の利便性が上がっている側面があります。
しかしながら、マス向けビジネスに乗らない企画や事業はダメな事業なのかというとまったくそんなことはありません。
たまたま、組織の方向性や採算に合っていなかったというだけなので、たった一人であっても、大切なコトを形にする姿はとっても美しい生き方だと思います。
だから、大手なのか”ひとり”なのかという二項対立で物事を捉えず、働き方やビジネスのあり方も、まずは選択肢が増えている中であなたや組織に合うやり方は何か?そして、前提として何を世に問いたいのか?を原点にして欲しいのです。
その中で、ひとりでもできるのであれば、ぜひ挑戦してみるべきです!
コンサルやコーチ、講師業や士業の人はもとより、今では企画や設計だけひとり会社の自分が行い、製造は外注、流通は委託かネット販売で展開する。
このようにたった1人でもメーカー機能をもって起業することだって可能なわけです。
一昔前なんて、メーカーが全てを握っていて、そのリソースを一個人が持ったり、活用できるなんてありえない時代でしたからね。
これがネット社会になりグローバル化も進み、あらゆる産業が分業化され、良いものであれば一個人からサービスやモノを買うのは普通の時代になりました。
すべては、怯むか、挑戦するかの自分の気概次第なのです。
さて、では”ひとり起業”のメリットはどこにあるのか整理しておきたいと思います。
まぁ、BEST5を挙げるならこんな感じなのですが、個人的には「5.想いを形にできる」という点が一番だと思います。
もちろん大組織であっても可能なのですが、様々な人や組織の思惑をうまく紐解きながら着地させていくので、カルピスに例えるなら世に出る際は自分の想いが相当薄まった状態でしか形になりません。
もちろん、それでビジネスがでかくなり、収益を生むのであれば良いとは思いますが、一個人の想いとしてはそれが良いのかどうかは別問題です。
ところが、ひとり起業の場合は、カルピスで言うところの濃い原液をしっかりと世の中に出すことも可能なので、想いを”忠実に”実現するという点では、”ひとり起業”はよい選択肢だと感じます。
(その分、失敗もすべて自分が被ることにはなりますが)
ということで、今回は起業はしたいけど、まだ挑戦するほどの自信がないという人に向け・・・
「自分株式会社」として人生に対するオーナーシップをもった自分らしい生き方をしてみませんか?という”ひとり起業家歴20年超”のオジサンからの老婆心トークで失礼しました。(;^_^A
おしまい。
さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
P.S.
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