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この1ヶ月のKeyball44のカーソルキーの変遷

Keyball44を自作してEmacsキーバインドで運用していますが、1か月ぐらいしてカーソル左だけEmacsキーバインドをあきらめたという話です。

自作キーボード導入前もソフトウェア側の設定でカーソルキーをEmacsキーバインドにしていました。右下の端にあるカーソルキーはホームポジションから遠すぎてほとんど使えなかったからです。当然のように自作キーボードでもカーソルキーをEmacsキーバインドにしています。

  • ←: Ctrl+B

  • →: Ctrl+F

  • ↑: Ctrl+P

  • ↓: Ctrl+N

空間的な上下左右とキーの配置がまったく合致していませんが、Keyball44前はこれで難なく使えてました。

この中で左キーだけ分離型キーボードであるKeyball44に移行した時に問題になりました。Ctrl+Bはこれまで使っていたキーボードではCtrlを左手小指、Bを右手人差し指で押していたのです。分離型キーボードではBを右手で押すことができません。

右手人差し指で押すことを優先して近い位置を探しても、Nはカーソル下キーで使われており、Hはバックスペースで使われています。そこで最初はトラックボールのすぐ左の①の位置に置きました。ここを人差し指で押そうとしたのですが、人差し指には遠すぎて無理でした。

次に、このキーを右手親指で押すことにしてみました。押すことはできるのですが、カーソルキーの左だけ親指になることに違和感ありすぎて、慣れることができませんでした。

次に、右手で押すことはあきらめて左手人差し指でB(②の位置)を押すことにしてみたのですが、小指でCtrlを押しながら人差し指でBを押すのも遠くて無理でした。

結局カーソル左キーだけEmacsキーバインドをあきらめて、右手中指のコンマの位置(③の位置)にしてみました。いちおう元のBの位置(②の位置) にも左キーを残し、対称性のためにカーソル右キーを右手薬指ピリオドの位置(④の位置)にも追加しました。

Nの位置からひとつ間を置いているのは、間にEnterが割り当てられており、このEnterは重要すぎて位置を移動できないためです。

右手中指と薬指で左右のペアになっているのは、括弧類と同じで都合がよかったです。記号も頻繁に移動しているのですが、ちょうどこのころ括弧類()[]{}<>が右手中指と薬指のペアになって落ち着いたのです。

カーソルキーの並びだけ見るとカーソル上キーもPの位置から下の段に移動してそろえたくなりますが、今のところ配置の見た目以外にメリットがなく、Emacsキーバインドから外すほどの理由はないため、保留にしています。

カーソルキーがこの配置で落ち着いた後、カーソル左キーはBを使わず③だけを使うようになり、カーソル右キーはFと④の両方の位置を使うようになりました。Bは使わなくなったため最終的にBのカーソル左の割り当ては解除しちゃいました。いまのところこれまで私が親しんでいたEmacsキーバインドから変更した唯一のキーとなりました。

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