見出し画像

Keyball44歴1か月の私のキーマップ概要

Keyball44を使い始めて1か月ほど経ちました。キーマップを毎日のように少しずつ改善しています。英字26文字の配列と、Emacsキーバインドをベースとすることはずっと変わっていませんが、それ以外は頻繁に変わっています。

いまのキーマップの概要はこんな感じです。

Ctrl, Shift, Alt, Symbolは修飾キーですが、実装としては実質的にレイヤーキーです。修飾キーっぽい役割ですが、CtrlやShiftなどの修飾キーをPCに直接送信することはせず、ファームウェア内部でレイヤー切り替えをするだけです。キーマップ上の空欄は英数字や記号が配置されていて、各レイヤーにも役割を設定しています。XとCの位置は英字と修飾キーを兼ねています。「役割少ない」キーは英数字記号が配置されていますが、デフォルトレイヤー以外のレイヤーでの役割が少ないです。一番下の段はなにも役割を設定していない「使わない」キーがいくつかあります。

Emacsキーバインドを実現することが自作キーボードの目的のひとつだったため、CtrlとAltが重要です。この2つでEmacsキーバインドを実現しています。エンター、BS、カーソルキーなどはEmacsキーバインドで、CtrlレイヤーとAltレイヤーにあります。

AltはEmacsキーバインドのMetaキーに相当します。EmacsにMeta+Vという打鍵があり、すぐ上のVとの位置関係からMetaはこの位置が一番押しやすいです。いまの場所の左隣や右隣も試しましたが、この位置に落ち着きました。このキーをAltと名付けていますが、このキーを押してAltのキーコードを送信するケースは少なく、レイヤーキーとして機能します。Altを押しながらなにかを押すことで、制御キーになったり、記号や数字の入力になったりします。

Altの両隣は当初役割がありましたが、すぐに消失しました。両隣にも役割があると親指がAltとの間でふらふらしてしまい、とっさに必要なキーを押せず、親指はいちいち考えないと打鍵できないようになってしまいました。そのため両隣にあった役割は移動し他のキーと兼用になりました。左手親指は通常はAltだけを担当するようになり、迷うことがなくなりました。

左手親指の一番右はキーキャップを肉球にすることで触り心地から明確な差別化を図り、Altの近くでも生き残ることができました。この肉球はマウスの左クリックです。私は自動マウスレイヤーを採用しておらず、マウスのボタンはいつでも使えるようにしています。

右手親指もころころと変わっていますが、結局左手と同様に隣り合った2つを使い分けることができず、1つだけになりました。Symbolと名付けているレイヤーキーです。このキーを押しながらなにかを押すことでAltと同じく制御キーや記号になります。Shiftっぽい役割も兼ねていて、英字は大文字になることが多いです。Shiftは左手小指にもあり、これも英字を大文字にします。

右手小指の「使わない」キーはいちおうマウスの左クリックを割り当てています。しかし左クリックは左手親指肉球を使い、右手小指のクリックはホームポジションから指が届かないですし、通常は使いません。右手だけでトラックボールを持ってネットサーフィンをしているときなど、手がホームポジションにないときに限られます。

スペースは左手親指のAltと兼ねています。キーの少ない自作キーボードのキーマップによくある Space and Shift (SandS) と同じ使い方です。他のキーも同時に押せばAltレイヤーキーになり、単独で押せばSpaceです。

XとCの位置も押すキーの組み合わせによっては修飾キーとして機能します。

全体的に左手は修飾キーが多く、右手は修飾キーとの組み合わせで役割を多く持たせています。最初のうちは右手にも同じように修飾キーがあったのですが、キーマップの試行錯誤を繰り返すうちに右手の修飾キーが減っていきました。修飾キーはほとんどが修飾キーを先に押してから別のキーを押すという打鍵順序を前提にしてファームウェアを実装していて、私は同時にキーを押すときに左手が先のほうが楽なのかもしれないです。右手を先に押さないといけないキー操作は違和感ありました。

Remapでのスクショで自分のキーマップを紹介している人が多いのですが、私は結局Remapを使うのをやめてすべてファームウェアでカスタマイズしているので、Remapのスクショでキーマップをすべて説明することはできません。自分のキーマップの詳細はいずれ記事にするかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?