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Vol.74 「犠牲の累進性」によって追い込まれる前に

今日もご覧いただきありがとうございます😊
鈴木です。

「毎日残業続きで辛いなー....」
「まぁまぁ、上司のAさんよりはマシでしょう。それに他業種、他業界に比べたらウチなんか良いほうよ。」

こんなようなやり取りを聞かれたことはありますか?
一個人の意見ではありますが、わりとよく聞く論理展開かな(?)と思います。
そして、自分自身も言っちゃってるな...と省み中です😓

最初の例のように、今個人が抱えている課題や置かれている状況に対して、それよりも酷い課題や状況を持ち出し、「だから我慢してね」といった結論に持ち込み、個人の課題や状況を揉み消そうとする論理を「犠牲の累進性」と呼びます。

私自身も、この論理展開を聞いた時に「あー、人を励ましたり納得させたりするつもりで使っちゃってる... 自分が言われた側だったら『ソウジャナイ』とモヤモヤするのに...」と反省しております💦

この論理、何が問題かと言いますと、
・個人の課題や状況は何の解決にも至っていない

・その方の課題や状況に向き合おうともしていない

これらが問題です。

言われた側からすると、モヤモヤが残りつつも、「まぁそれもそうなのかなー。我慢するかー。」と、なんとなく丸め込まれた気がしてしまう可能性もあります。

しかしながら、根本的な解決には全く向かっていないので、同じような悩みを繰り返すこととなります。

「いや、そうじゃないんだけど」と自分で思えるのならまだ良いのですが、中には不自然に納得してしまうこともありますよね。

しかも今は時節柄、犠牲の累進性が起きやすいなーとも感じます🤔

犠牲の累進性によって「できない自分がダメなんだなー」と追い込まれてしまう前(追い込んでしまう前)に、今直面している課題や状況から目を背けず集中して、解決を考えられたら良いなーと思うこの頃です。

今日もご覧いただきありがとうございます😊

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