Vol.11 111111111••• 〜レピュニット数を語らせて〜
皆様、こんばんは!今日もご覧いただきまして誠にありがとうございます😊
noteでの投稿も、”ほぼ”毎日ではありますが😅笑
連続して投稿できるようになってきました。
noteでの投稿を続けて感じている変化なども、どこかでまとめたいなーと思っております。
さて今日は、note開始時から「Vol.11はこれを書こう!」と決めていたテーマで書かせていただきます。
数学に関する記事、レピュニット数について!
●レピュニット数とは?
1
11
111
1111
11111
111111
1111111
•••
こんなような、1がずーっと繰り返される数を「レピュニット数」と呼びます。
数学界隈はポッキーの日に、ポッキーではなくこっちで盛り上がる方が多く、変人の集まりです。笑
「繰り返す1」は英語で「repeated unit」と言います。
それを縮めて「レピュニット(repunit)」と言います。
これの何がおもしろいの?とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、もう少しだけお付き合いください!
●レピュニット数は何がすごいの?
次の3つの凄さがあるんです!
お手元に電卓をご用意ください!
①レピュニット数はレピュニット数を生み出す
レピュニット数はレピュニット数を生み出します。
例えば、4桁のレピュニット数1111は次のように表せます。
「1111=11×1010」
6桁のレピュニット数111111は、
「111111=111×1001」
8桁のレピュニット数11111111は、
「11111111=11×10101010=1111×10001」
10桁のレピュニット数1111111111は、
「1111111111=11×1010101010=11111×100001」
目がチカチカしてきましたね😅
このように、小さい桁数のレピュニット数によって、大きな桁のレピュニット数が生み出されます。
では、13桁のレピュニット数や17桁のレピュニット数はどうでしょうか?
これらは、11や111、11111を用いては表すことができません。
ちなみに、17桁のレピュニット数は、
11111111111111111=2071723×5363222357
と素因数分解できます。
グチャグチャした数字から、1がずっと並ぶ数ができる、不思議ですね☺️
②累乗数➖累乗数で表せる
レピュニット数は累乗数−累乗数で表すことができます。
なお累乗数とは、1,4,9,16,25,36,•••のことです。
11=36-25=6^2−5^2
111=3136−3025=56^2−55^2
1111=556^2−555^2
•••
(^2は2乗を意味します。)
何となく法則性が見えてきますね^^
③レピュニット素数は有限?無限?
レピュニット数でもあり、なおかつ素数でもある数を「レピュニット素数」と呼びます。
(素数、出ました...笑)
例えば、11です。
11の次は、19桁のレピュニット数、
その次は、23桁のレピュニット数、
です。
果たして、レピュニット素数は永遠にあるのでしょうか?
実は、未解決問題です。
先日、ABC予想が解決され話題になりましたね。
それだけではなく、たくさんの未解決問題が数学界には残されています。
そしてそれは意外と身近なところに未解決問題があります。
(えっ!?これも未解決なの!?と思うような問題もあります。パッと見ではできそうなのに、未解決、個人的にはそこに数学の奥深さがあると思っています( ̄▽ ̄))
もしかしたら、ふと疑問に思うことも数学上は未解決かもしれませんね♪
●最後に、おすすめの図書です!
今日もご覧いただきまして誠にありがとうございます!!!😊
好きなものをひたすら書いてすみません...
こういう使い方ができるnoteも良いですね。
もし今回のnoteを機に、数学面白そうと思ってくださったら本当に嬉しく思いますれ
「時間はあるけど数学はちょっと…」
「数学、学び直したいと思っていたけど何から手をつければ...」
そのような方にオススメの文庫はこちらです!
●おすすめ図書
『浜村渚の計算ノート』青柳碧人 講談社文庫
大人も子どももほんわかと数学を楽しめながら、数学の味わい深さやロマンが伝わるミステリー文庫です。
レピュニット数についても取り上げられています♫
一緒に数学しましょー( ̄▽ ̄)