手術の前兆中
3月中旬の手術に向けて、検査やら面談やらが重なってきた。といっても、2年前にも同じような手術を経験しているので、「あ!あの段取りね」というぐらいの軽い気持ちでいる。
入院にあたっての詳細な説明を受けたり、薬剤師さんからの服薬チェックがあったり、造影剤を使ったCT検査があったりと、病院で半日以上過ごすこともある。手術を受けるまでが一番健康だけど、病院の往来はうんざりする。こういう億劫な思いにならないように、健康第一で過ごすのが一番だ。でも、そんなことは病気になってから初めて気づくもので、2年前に手術した時も同じようなことを考えたけど、結局、自分の体調を優先することなく、ただ僕がやるべき仕事をひたむきに頑張っている。
造影剤が怖い
以前、MRI検査をしたことがあり、その際に造影剤(ガドリニウムが入ってるやつ)を使ったが、ものすごく気分が悪くなったことがある。いわゆるアナフィラキシーが出たのだが、今回のCT検査でも造影剤を使うという。
もちろん、MRIの造影剤と、CTの造影剤では成分が違うことはわかっているが、「造影剤」という言葉に過敏になっている自分がいる。ガドリニウムはいわゆる金属で、体内に金属を入れて良いことなんてあるわけない。
今回はCT検査だったので金属を注入したわけじゃないが、検査後、すぐに仕事に戻りプレゼンしないといけなかったため、けっこう大変だった。今度から、検査後に仕事を入れるのは控えようと思う。
主治医の先生と面談
検査が一通り終わって、主治医の診察を受けた。
手術同意書一式を手渡され、どんな風に切除するか説明される。ちなみに、このタイミングでも手術リスクについて詳しく聞かされる。
2年前の甲状腺切除の時は「声帯神経を切除した場合、発話できなくなる可能性」について説明されたが、今回の部位でもそれなりのリスクがあるらしい。
例えば、
耳たぶの感覚がなくなること
顔に手術痕が残ること
一時的に顔面の麻痺が起きること
顔面の神経切除の場合、顔の表情がおかしくなること
フライ症候群による発汗がおきること
こんな説明を受けた。
耳たぶの感覚など「別になくなってもいいや」と思えるものから、これは嫌だなというものまで混在しているリスクのあらまし笑
顔の表情が保てないのはちょっと嫌な気もするけど、先生の腕を信じて無事をお願いするしかない。
カテーテルを入れない方法
それと手術に向けて不安なことがもう1つある。
尿道カテーテルを入れること。
これが猛烈に痛い。前回は、術後、管を抜いた後で小便するたびに激痛が走った。痛みは1週間程度で収まったけど、小便は一日に何度もするもので、トイレに行くのが苦痛だった。
先生に入れない方法はないか確認したけど、
「んー、これはみんな入れてますしね」
ということだったので仕方ない。せめて、カテーテルを入れるときもう少し慎重にやってほしいけど、当の本人は麻酔で意識がない状態なので、その所作が丁寧かどうか知る由もない。
入院に向けての準備
入院中にガッツリ仕事ができるように色々と準備している。
これも前回の経験が活かされるわけで、既に必要なものは揃っている。
テザリング用のポケットWi-Fi
延長コード
充電機器
小型の照明
ノートとペン
本をたくさん
これだけあったら十分というぐらい揃えている。
あとは、今週から来週にかけて麻酔科医との診察や、主治医との最終面談などが予定されている。3月の入院前に、仕事を2ヶ月分進めておく(※という気持ちで頑張っているので、2週間分は進むはずと信じたい)。