保険業界を変えてみせる!保険会社からFinatextへの転職
はじめまして。株式会社Finatextで保険事業のビジネスディベロップメントを担当している鈴木優斗です。
2021年11月にFinatextに入社し、早くも2ヶ月が経とうとしているので、自分自身の振り返りも兼ねて入社エントリーなるものを書くことにしました。
この記事では、主にFinatextに入社した経緯、入社してみて感じること、自分が大事にしている保険への想いについてまとめています。
私もそうだったのですが、「金融機関や大手企業で働いてるけど、ベンチャーで働くイメージが湧かない…」という方に少しでも何か参考になって、新しい挑戦を後押しできたらと思ってます。
はじめに
山形県出身の27歳です。
東北大学文学部を卒業後、新卒で東京海上日動あんしん生命に入社し、生保のアンダーライターとして約5年間引受査定の仕事をしていました。
その後、本社で予算管理の仕事を経験し、2021年11月にFinatextに入社しました。
生命保険会社への就職
私のキャリアのルーツは、物心がついた頃から大手生保の営業職員をやっていた祖母の存在です。
幼い頃から祖母の営業に一緒についていったり、営業所に連れて行ってもらったりしていたので、自分にとって「保険」は身近な存在でした。また、お客さんと会って楽しそうに話していたり、やりがいを感じながら働いている祖母の姿を見て、「保険は人の役に立っているもの」というイメージをもっていました。
しかし、就職活動の時期に業界研究をしていると、世間には保険に対して「必要性がよく分からない」「難しくて手続きが面倒」「押し売りされるし不信感がある」等といったネガティブなイメージをもった人も多いということを認識するようになりました。周囲から「保険業界はやめておいたほうが良い」と言われることもあり、保険に対するイメージのギャップにショックを受けました。
悩みながらも「自分がやりたい仕事は何か?」を突き詰めて考えた結果、「保険には届けられていない価値が必ずあるはずで、自分の手で保険に対するイメージを変えてみせる!」と決意し、東京海上日動あんしん生命に入社しました。
前職では、同期の多くが営業支社に配属される中、私はアンダーライターとしてキャリアをスタートすることになりました。
アンダーライターとは、豊富な医学的知識をもとに、お客様の保険申込に対してその引受可否を決定したり、引受に関する情報提供を通じて営業や代理店をサポートするスペシャリストです。
とはいえ私は医学どころか生物すら学んでいなかったので、一から人体のしくみや疾患、薬、検査等を勉強するところから始まりました。最初は専門用語ばかりで挫折しそうになったこともありましたが、自己研鑽を重ね、日本アンダーライティング協会の試験を最高得点で合格し年次大会でスピーチさせていただいたり、後輩育成や組織マネジメント、事務設計等、様々なことに挑戦させていただきました。
その後、定期異動で本社に転勤となり、経理財務部で予算管理業務に従事しました。マーケティングや人事、バックオフィス等、様々な施策の予算査定を担当し、会社全体のお金の流れやトレンドを知ることができ、これまでアンダーライティングに特化していた自分の視野を広げる大きなきっかけになったと思っています。
転職の経緯
前職ではアンダーライター→経理とかなり変わったキャリアを経験し、業務領域については面白さを感じながら働けていたのですが、身についた知識やスキルが特殊なものだったり、社内調整のような仕事が多かったので、「自分は本当にビジネスパーソンとして成長できているのか?」という不安を抱えていました。ふとしたきっかけで「転職するかどうかは分からないけど、自分が本当にやりたいことは何なのか探してみよう」と考え、転職活動を始めました。
「自分は本当に保険がやりたいのか?」というところから見つめ直したかったので、転職エージェントからありとあらゆる業種やポジションの求人を紹介してもらい、企業の話を聞きました。
結果的には「やっぱり保険に関わる仕事がしたい!」ということになったのですが、保険会社ではこれまで経験してきたポジションでの採用になるので、あまり転職することのメリットが感じられませんでした。
どうしようかと悩んでいたところに紹介されたのが、Finatextでした。
名前も知らない会社だったのですが、求人票の「昨年から保険事業に参入」の内容に興味がそそられ、とりあえず話を聞いてみることにしました。
最初の面談で保険事業責任者の河端から事業内容の説明を受けたのですが、そこで聞いた保険DXの課題や目指したい姿が、まさに働きながら感じていた課題の核心を突いていたので衝撃を受け、自分の直感が「これが自分のやりたいことだ!」と言っていました。
一方で、応募したのはビジネスディベロップメントという今まで全く経験してこなかったポジションであり、面接後のフィードバックも「あなたは『ザ・営業』という感じではないので、もう少し面接の中で見極めたい」というような内容だったので、正直不安がありました。
そんな中、代表の林と面談した際に「鈴木くんはアンダーライターでも経理でもなくて、ビジネスディベロップメントが向いていると思う」とストレートに言われ、気持ちが良いほどに不安が吹き飛んだのを鮮明に覚えています。
未経験ゆえ、年収が下がってしまうことにも戸惑いはあったのですが、もともと自分がやりたいことを探すために転職活動を始めたのだし、「Finatextには今の自分が絶対に挑戦すべきフィールドがある!」という自信があったので、すぐに意思決定することができました。
前職とFinatextの違い
ここからは、入社して2ヶ月で感じた前職からの環境変化についてお話ししたいと思います。
■「仕事」が違う
ポジションが違うので至極当たり前の話ですが、考え方や求められるスキル等が全然違うなと感じています。
前職ではアンダーライティング、経理と、どちらかといえば「守り」の仕事だったように思います。バランス感覚をもって、営業や事務の最前線にいる人たちを下支えしたり、時には要望に応えられないと断りを入れたりするような仕事をしてきました。
そんな立場でいると、だんだん会社の規模の大きさを感じてしまって、アイデアがあっても「そんなの現実的には無理だ」と思ってしまったり、思いきり社内で意見をぶつけ合うこともなかったなと思います。
一方で、Finatextのビジネスディベロップメントはまさに「攻め」の仕事であり、その名のとおり「どうすれば自社のビジネスやパートナーのビジネスが成長していけるか」であったり、「その先にどのような保険を通じた価値提供を実現したいのか」を自分自身が考え、仮説や意見をぶつけて、行動することが求められます。ビジネス感覚のなかった自分にとってハードな仕事ではありますが、自分がビジネスに携わっているという手触り感があるので、大きなやりがいを感じながら働いています。
また、ここ数年で急激に保険業界の中でDXが叫ばれるようになり、ありがたいことに多くの保険会社や保険代理店、非金融事業者様とお話しする機会をいただいています。その中で、生損保のDX構想や少短会社のビジネス、保険代理店がもつ課題等、色々な視点からの保険業界の最先端の情報に触れることができます。前職のような事業会社ではここまで幅広い情報に触れることは難しいので、非常に貴重な経験をしているなと日々実感しています。
■「働き方」が違う
前職では役割チャレンジ制度という人事制度があり、「あなたの役職は~だから、~の役割が求められる。だから~のような組織での立ち回りを期待している」といった上司・組織から提示される前提をもとに目標を設定していました。
一方で、Finatextにはそもそも役職による階層が存在しませんし、「~の役割や働き方をしてほしい」と言われることもほとんどありません。
自分のありたい姿・目指す姿を自分自身で定義し、実現するためには何が必要かを特定し、それを得るためには今どう行動すべきか、という判断軸で、目の前のボールを自分から取りに行くような働き方になります。
逆に言えば、自分からアクションを起こさなければそれだけ得られるものがなくなってしまうのですが、刺激を受けるメンバーが多いので、一緒に働いていると必然的に何かアクション起こさなければと思える環境になっているのかなと思います。
■「人」が違う
Finatextはまだまだ人数は少ないですが、各分野の優秀なメンバーが集結している会社です。とにかくすごいメンバーが多いので、一緒に働いていて毎日何かしらの学びが得られ、「何となく一日が終わってしまった…」ということが全くありません。
自分はまだ満足のいくバリューを出せていませんが、「このメンバーに必死に食らいついていけば、自分もいずれはプロフェッショナルになれるはず!」と信じてポジティブに日々働けています。
また、Finatextは保険会社出身のメンバーが少ないと聞いて、入社前は「事業として大丈夫なのか?」というバイアスが正直まだありました。
しかし、入社してすぐ、むしろ金融機関の社員よりも金融サービスの情報をupdateし続けていて、誰よりも金融サービスのあるべき姿や将来を考えているメンバーが集結していることが分かり、そのバイアスは一瞬にして打ち砕かれました。
そういうメンバーが集まっているからこそ、Finatextは金融業界の既存の考え方に決して捉われることなく、自信をもって質の高いソリューションやプロダクトを提供できるのだと思っています。
おわりに
そんなことを感じながらあっという間に2ヶ月が過ぎ、その間にFinatextホールディングスが上場しました。
今まで大企業で働いていたのもあっていまいち実感が湧いていなかったのですが、今になってこの瞬間に立ち会えていることはとても貴重なんだと感じています。
上場はあくまでスタートですが、「この会社で保険業界を変えたい!」という思いが一層強くなりましたし、この会社なら本当に実現できるんじゃないかと思っています。
これから私は、保険に対するネガティブなイメージを払拭し、「保険があるから今を楽しめる、明るい未来を想像できる」と人々に思ってもらえるような世の中を作るために、Finatextで本気でチャレンジしていきます。
保険でもその他金融サービスでも、同じように熱い思いをもっている方は、Finatextの門を叩くべきだと思いますし、私も是非ともそういう方と一緒に働きたいと思っています。
少しでも興味をもっていただいた方がいらっしゃれば、是非お話ししましょう!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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