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若者にははやいとこ海外経験して日本を俯瞰してほしいと願う2025

年明け仕事行きたくない、と思っていたらインフルになって仕事に行けなくなってしまった。神様が願いを聞き入れてくれたのかもしれないけど、別の方法が良かった。

年末年始に割とバタバタしてしまいゴロゴロ時間を失っていたため、不本意ながら寝正月を敢行し寝込みながら朝から晩まで一人映画見放題を開催。noteも書きたいと思いながらも元来の怠け者の性分が「今は休みなさい」と囁くので従う。

日本アニメを2本、日本のドラマをいくつかと、チャーチルの映画も2本見てお腹いっぱい。

格安なニッポンをニュースで流しまくってる

さて、テレビはないけれどYouTubeでニュースを見ていると新年祝賀会で経済界のトップたちがメディアに今年の賃上げについて聞かれていた。

いずれの経済界トップたちも賃上げを約束していたけれど、メディアを前にして「ムリです」と正直に言える人もいないでしょ。あるいは賃上げ可能な体力のある企業にしか聞かないつもりかい。

先日のニュースでは大手企業の新入社員が初任給30万円や33万円が大変話題になっていたけれど、世界から見たら侘しい話だ。(2019年の大卒初任給の平均年額は、スイスで800万円超、アメリカで632万円、ドイツで534万円という調査結果)
日本は本当にまだ先進国なのかな。

日本の大卒初任給、「ニューヨークの最低賃金」を下回る…

https://gentosha-go.com/articles/-/56068?page=3

昨年、私が勤めている会社でアルバイトの若い男性が、ここを辞めて他の仕事を探すというので話を聞いていたけれど、彼曰く、給料の良い会社なんてほぼ皆無だという。

まだ23くらいの若者で、大学卒業後はフリーターをしていたらしくうちの会社にも流れ着いたが肌に合わず辞めることとなったのだ。頭もキレるし簿記2級持ってるし仕事も早かった。彼ならいくらでも他を探せるだろうと思っていたけれど、本人自覚のメンヘラさは長期就業する上でネックになることを自分で呟いていた。仕事が続かないらしいのだ。私もここ数年転職が続いているため他人事でもなかった。

そんな彼を応援しつつ転職サイトなどを一緒に見てみると、世に出回っている若者向けの求人内容にびっくりしてしまった。どこも給料がとっても安いのだ。

2024年、春闘の話題が繰り広げられていたころ、若者の日本離れがニュースになっていたことを思い出す。若い彼らは日本の給与の低さに嘆いて海外に活路を見出していた。日本を飛び出したくなるのも無理はない給与水準。

体力も気力もある若者のモチベーションを支えてくれる給料を出してくれる企業は、日本にはあまりない。年齢が上がれば転職自体が難しくなる。
悲惨だー。

オーストラリアは人気らしいね

仕事はどこにあるのだろう。自立した生活ができる給与がもらえる仕事は。

ニュースでは近年、英語を学びながらアルバイトでも月に数十万の稼ぎが可能で貯金まで出来るというワーホリに若者が殺到していると聞いた。
特にワーホリで日本からオーストラリアへ行く若者が後を絶たないというけれど、現地で大変な思いをする人も少なくないという。

異国では辛いこともたくさんあると思うが、でも、もし外国に渡ったのならその体験を後悔しないで欲しい。日本を飛び出した自分の勇気を忘れないで欲しいと願う。

現地に行くと、いろいろと考えて行動しても失敗して挫けたり恥をかいたり泣いたり支えてもらって嬉しかったり友達が出来て楽しかったり、、、とにかく書ききれない体験がたくさんある。言葉が通じない不便な環境だからこそ得られる体験が多くある。

数年社会経験を積んでからでも良いと思うけど、日本の安い給料とまだまだオールドスタイルが根付いたままの企業文化を芯まで根付かせる前に、若くてエネルギーとやる気があるうちにちょっと海外を覗いてきて、日本との違いを感じてみて欲しいと思う。

私スズキも昔、社会人になってから数年後に仕事を辞めて英語の勉強でカナダに1年滞在したが、生活に慣れるまでかなり苦労したもののとても良い経験となった。帰国してからは外資系で働く機会を得られた。

企業は若者を雇用したがっていると言うけれど、安く使える人材の確保に躍起だ。素直で社会にスレていない人材はさぞ使い勝手がいいと思う。
けれど、日本特有のその土壌で文化的思考が根付いてしまえば、今の世の中を作り上げてきた考え方をこの先も再生産させてしまうのでは、と危惧する。

海外を勧めておきながらなんですが、私スズキはというと、コロナ前は給料をほぼ欧米やアジア旅行で使い果たしたり、東京でもたくさん外国人の友人と交流して日本と海外を比較や俯瞰してみた結果、とうとう日本という国の素晴らしさに適う国はないと気付いてしまい、円安効果でインバウンド人気となっている現状に不満を持っている。

この国は本来もっと価値がある。
価値があるのに価値を下げざるを得ないこの国の状況を非常に憂いている。
日本を安く叩き売ってる売国奴は、誰だ。

給料も安いし暗い見通しの話ばかりだけど、日本の素晴らしさ、海外に行くとすごく分かるよ、ということを若いうちに知ってもらいたくて、普段は株式投資ばかり頭にあるけど、今回は若者の自分への投資っていう意味で思い浮かんだテーマだった。

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