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姿勢と舌の話。

いきなりですが、人間には体を支える上で大事なアーチが3つあると言われています。

1つは足裏のアーチ。
体重を支えてくれます。市民権を得ているアーチです。

もう1つは横隔膜が作るアーチ。
体幹部分をドーム上に持ち上げてくれ、中心から支えてくれます。
人口の30%くらいの方が知っていると期待。インディーズからメジャーデビューを果たした頃。

そしてもう1つ、舌が作るアーチです。
最も認知度低いやつ、例えるなら地下アイドルでしょうか。

呼吸の話で鼻呼吸を激推ししましたが、舌をアーチ上に使うためにも鼻呼吸が必須です。


舌をスポットに置く。

舌って普通どこに置いてますか。

そもそも舌の位置とか意識したことがないという方が大半だと思いますが、よく見る顔の断面図だと下の歯がつくる半円の中に収まっているイメージでしょうか。

こんなイメージ

これはダメなやつです。

舌は下に置くのではなく、上顎の前歯のちょっと後ろ、口蓋と言われる部分にペタッと吸着させて置くのが正解です。

この口蓋をスポットと言います。

スポットに舌を置く、、置くというより支えるという表現が適切かもしれませんが、スポットに置くことで上顎を介して頭蓋骨を支えることができます。

これがアーチとなっているわけです。

また舌は下顎にくっつく強力な筋肉ですので、上顎に吸盤のように吸着させることで下顎を引き上げてくれます。

頭蓋骨を支え、下顎を引き上げてくれる、え、ちょ、身体の重心めちゃ安定するやん!

重たい頭部分とふらふらしがちな顎を引っ張ってくれるわけですから、前後左右の身体のブレが少なくります。

舌にスポットがある状態。下手絵でサーセン

ランニングにも良いよね。

立ち姿勢が安定するのでもちろん歩く時走る時も無駄な力が抜けスムーズな移動が可能になります。

私自身もランニングでも出来れば実践したいと、いわゆるジョグペースで鼻呼吸が意識できる時は舌のスポット化も取り入れてます。

フォームのブレが少ない分(少なくなっているといいな)か、特に緩い下りのサーフェスは楽に脚が動く感覚があります。

舌のスポット化、始めは安静な姿勢から意識的に取り入れて、徐々に運動時でも無意識に行えるといいですね。

気をつけたいのは口は閉じるけど歯を食いしばらないこと。

歯は上と下が軽く触れる程度でコントロールしましょう!

✳︎ガチめなインターバル走、閾値走で口開いちゃうのは普通ですのでスポット化も無理せずに。

こちらの書籍などを参考にしています。

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すーさん
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