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私が占い師になったワケ(闘病記㉔リウマトレックスの服用開始 左足の骨壊死)

2006.06.17 今日は珍しく左足の第4指(薬指)に激痛が走った。ボルタレンサポ50mgで痛みを飛ばす。これで少しは良くなるとよいのだが。

2006.06.18 今朝になると激痛はやや緩和されたかのように思う。しかし相変わらず右側の背中が痛い。膠原病科の主治医は、筋肉痛かもしれないと言ったが、もしかしたら帯状疱疹の痛みが今頃になって出て来たのかもしれないとのこと。

2006.06.21 今日もまだ右側の背中が痛い。しばらく様子を見てダメならば、レントゲンを撮るしかない。

2006.06.22 今日は思い切って整形外科へ行き、背中のレントゲンと左足の第4指(薬指)周辺の骨が痛むので、レントゲンを撮ってもらうことにした。整形外科の主治医は、帯状疱疹の後遺症か、肋間神経痛かもしれないと言ったが、胸部のレントゲンには異常はなかった。

ただ左足の第4指(薬指))に関しては、もうすでに骨壊死となっており、今更どうすることもできないと言われた。

右足の甲の骨については相変わらず骨と骨が完全に融けあい癒合してしまい、もはや成す術もない。

せっかくなので、この日もまた右ひじに水が溜まっているので、レントゲン写真を撮ったが、滑膜が炎症を起こし、骨がもろくなっているものの、相変わらず対処療法しかないとのことだった。

2006.06.30 今日もまた目が覚めたら右ひじの滑膜に水が溜まっていた。前回の診察で骨がもろくなっている以上、プレドニンの量を減らし、アザルフィジンをリウマトレックスに切り替えた方が良いのではないだろうか、とこの日の日記には綴られているが、あれから20年近くの歳月が経ち、そてロイドの量は減らせるにこしたことはないが、30代の頃はプレドニン(ステロイド)を20mgまで増量しなければならないほど、病状が悪化していくので、今になって思うが早々簡単な話ではないと思う。

2006.07.08 実は先月の半ばから右ひじの調子が悪く、数日おきに水が溜まったりしている。今朝は数か月ぶりの激痛で目が覚めた。しかし右ひじの関節を触ってみると、さほど水が溜まっている様子がない。

果たしてこの痛みの正体とはいったいなんなのだろうか。

ちなみに夜になると今度は腰全体が痛み始めた。単なる疲れならばよいのだが、変な汗を伴う激痛はもううんざりだと、書かれている。

実はこの時に襲われた腰全体の激痛は単なる疲れではなく、数年後レントゲンを撮ったら、仙腸関節の骨がベタベタに融けて癒合しており、この日を境に強直性脊椎炎の可能性も出て来たのだが。

骨が融ける痛みであったことが判明する。

2006.07.13 今朝目が覚めると左目に激痛が走ったので、慌てて眼科を受診した。前日に自分で前髪を切ったら、その髪の毛が目に突き刺さってしまったらしい。

とりあえず異物をピンセットで除去してもらい、クラビットが処方される。

来月はベーチェット病特有の眼病変の検査をすることになった。

またリウマトレックスを本格的に使うのであれば、心電図と肺のレントゲンも撮らなければならないとのこと。

その結果、心臓や肺には異常が見つからず、採血の結果にも問題はなかった。早速ではあるが明日からリウマトレックス服用を開始する。

それに伴いフォリアミン5mg(葉酸)も同時に処方された。

主治医の話によると、リウマトレックス2mgは1週間に1度の服用になるが、それと同時に葉酸が不足し貧血になる恐れがあるので、リウマトレックスを服用した2日後にはフォリアミンを飲まなければならないそうだ。

多少面倒だな、と思ったが、試してみる価値はありそうだ。

この日の日記を見るとリウマトレックスが処方されたのにも関わらず、プレドニン5mgとアザルフィジンの副作用500mg、ガスターD錠、フォサマックは飲み続けなければならないと書かれていた。

リウマトレックスを使い始めた当初は、併用していたと言うことなのだろうか。

何はともあれこの時はリウマトレックスをたった2mgしか飲まないのに躊躇している自分がいる。

この日から10年も経たないうちに病気が悪化したら、マックスの16mgも飲むようになったわけだから、右足の甲の骨に対しては、こどもの頃に遡るのは難しいので仕方がないが、数なくとも大人になってから左足の骨が融け始めた時にリウマトレックスを16mg飲んでいれば壊死しなくて済んだのだと思う。

この頃の私はいったい何を血迷っていたのだろう。

主治医も私も躊躇する必要などなかったのだ。

この日の最後は整形外科を受診し特定疾患(難病)の臨床調査個人票を書いてもらった。ミルタックス(湿布)のみ処方される。

またこの日からアザルフィジンは、ジェネリックに変更となる。

2006.07.21 本日はリウマトレックス2回目の服用日である。昨夜から右ひじが痛い。若干ではあるが、右ひじに水が溜まっており、右肘よりも少し上の位置に腫れが目立つ。体温は36度4分だったが、このところあまり体調はすぐれない。

2006.08.01 先月の25日より右足の踝の下が腫れている。最初は捻挫でもしたのだろうかと思ったが、相変わらず心当たりはなくボルタレンサポ50mgを使用した。とにかく座薬を使うと一時的に腫れが引くものの、薬が切れたらまた腫れてしまう。

こどもの頃からずっと右足の踝周辺の腫れの痛みには悩まされているので、ボルタレンサポ50mgを使うほどの痛みであっても、私はまだ病院へ行く気になれなかった、と書かれている。

まさに前途は多難であるが、20代の頃の私はまだ薬の副作用を恐れていたり、死に対する恐怖を感じたり、まだ自分の病気はいったい何なのか、と言うことを知りたかったりして。

右往左往していた姿が伺える。

主治医も私もまだ匙を投げておらず、治らない病気に対して真摯に向き合っていたのだろう。

懐かしいひとコマである。


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