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2025.2.5 「農業戦略」で夢を追いかける!
2月5日(水)
本日は「農業戦略」についてお話しします。
この戦略は、他の本業に直結した戦略とは大きく異なる性質を持っています。
未来を見据えたときに、「農業」を鈴木製粉所の強みにしたいと思い、あえて作った挑戦的な戦略です。
この戦略の目的は「実際のそば栽培に関わりながら、従来とは異なる視点でそばの原料の未来を考えること」です。
もう少し具体的に言うと・・・
①未来につながる栽培技術の研究
新しい栽培方法や品種の開発に関わり、未来のそば生産を考える。
②栽培履歴の研究
お客様にとって意味があり、かつ現実的な栽培履歴とは何か考える。
③収量予測
安定的で戦略的な原料確保のために、収量予測に挑戦する。
④農業色を全面に出した商品開発・広告宣伝
栽培からのストーリーを作り、消費者に魅力を伝えていく。
⑤農業に強い会社
身近に農業に触れ、基礎を知り、苦労を知ることで、社員一人一人が農業や原料に強くなる。
この戦略を推進する上で、周辺の「鈴木製粉所の強み」をおさらいすると、
・山形というそばの産地に近い
・豊かな自然環境の中に工場がある
・農業できる社員がいる
・社長の私が原料の(産地・品種・農産物検査等)に強い
これらの強みを活かせれば、もっとそば粉の付加価値向上を目指せると考えています。
これまでの取り組みでは、農業の基礎的な練習を行ってきました。
しかし、年に2回しか栽培できないことや、獣害で工場の畑が荒らされるといった課題があります。
そういった状況の中、今年は、以下の内容を検討したいと思います。
①新工場予定地での栽培実験
②新工場で申請する補助金との連携した施策
③大手が要求するレベルの栽培履歴書の作成
④環境にやさしい持続可能な循環型農業の研究
⑤農業×そばのストーリー作りと発信
⑥研究者や生産者とのコラボレーションを模索
⑦これまでの栽培実験結果のノウハウ化
⑧デジタル技術を活用した未来型農業の模索
農業は、数年取り組んだだけで結論が出るものではありません。
鈴木製粉所としては、根気強くこの戦略を推進し、原料の面からもそばの未来に貢献していきます。
それでは本日もよろしくお願いいたします。