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2024.7.24 何をするにも大切な2つのもの ~センスとスキル~
7月24日(水)
今日は、私たちの仕事や普段の生活において、何をするにしてもとっても大切な”2つのもの”についてお話しします。
その2つとは・・・・
「スキル」と「センス」です。
もう少し詳しく言うと、「テクニカルなスキル」と「人間本来のセンス」のことです。この2つは両方ともとても大切なものだと思います。
ピアノを譜面通り正確に弾くのは「スキル」で、コンクールに出て観衆を感動させるには「センス」です。
より仕事に即した具体的例を挙げて説明してみます。
例えば、売上データを整理する時のことを考えてみてください。
販売管理ソフトからデータを抽出したり、エクセルやスプレッドシートにまとめたり、関数を使って計算させたりグラフを作ったりする。これらは全て「テクニカルなスキル」です。
一方で、どの数字を使うと分かりやすいか考えたり、明らかにおかしなデータに気づいたりする力。これは「人間本来のセンス」と言えます。
別の例を挙げてみます。
工場で新しい機械を買ったとき、組み立てたり、物理的、電気的な設定をして実際に動かすことができるのは「スキル」を持っている人です。
一方、できあがったそば粉の良し悪しを見分けながら、微調整していく作業は「センス」なんです。変な音や臭いがしてそれに気づく力も「人間本来のセンス」です。
理想的には、この「センス」と「スキル」の両方を持っていることが望ましいですが、現実的には得意不得意があるものです。
一般的に、若い人は新しい技術を習得するのが早いので、「テクニカルなスキル」で強みを発揮します。一方、ベテランになるほど「人間本来のセンス」の方を期待されます。
年を重ねると、新しいスキルの習得は大変になります。記憶力も体力も衰えて作業スピードが落ちるかもしれません。だからこそ、歳を重ねる毎に「センス」を磨いていく必要があります。
ここで大切なのは、若い人に対して「センス」が無いと嘆いたり、ベテランに対してデジタル音痴とか情報弱者だと軽視したりしないことです。
私たちの会社には、いろんな世代、いろんな個性を持った人がいます。一人で「センス」と「スキル」の両方を完璧に持っている人などいないので、お互いの強み弱みを理解して、足りない部分を補い合うことで、チームとしての相乗効果を生み出すのが正解だと思います。
じゃあ、「スキル」も「センス」も無い人は?
それはもう・・・頑張ってください!
それでは本日もよろしくお願いいたします。