2022.5.13 「西蔵王産夏新そば」の復活に向けて
5月13日(金)
ゴールデンウイークが終わって、「夏新」の播種がほぼ終わった頃かなと思います。
夏の新そばは、全国的にここ10数年くらい前くらいから、急に流行ってきた感じがします。今や全国でやっていますが、鈴木製粉所の「夏新」の歴史は古くて、もう30年前からになります。今や山形の夏の風物詩になってるんじゃないか?と思います。
夏に新そばを食べるためには、従来は南半球のオーストラリアで栽培する方法がクローズアップされてきました。昭和63年から本格的な発売がはじまり、平成元年に発行された漫画の「美味しいんぼ」では、オーストラリアのタスマニア島産のそばが紹介されていました。
ただ、その3年後の平成3年には、すでに山形の西蔵王で国産の夏そばが始まっていたんです。全国に先駆けての国産の「夏新」です。これって凄くないですか?
最近は西蔵王はうちではやっていなくて、会津や秋田(昨年から村山産開始)で栽培してもらっていますが・・・
今年、その西蔵王が復活することになりました。
三か所の畑で合計2町2反歩の面積なんですが、先日種をまき終えたところです。
期待は高まるばかりですが、問題点もいっぱいあります。
・生産者の原田さんは、今はコンバインを持っていないので、知り合いの生産者に収穫してもらう
・乾燥機もないので、うちで乾燥する
・うちでは粗選機がないので、夾雑物込みで乾燥するので結構シンドイ
→かなりうちで作業に関わることになります。
でもそれでも西蔵王ブランドを復活させたいという想いが大きいです。
これは鈴木製粉所の農業戦略でもあるし、山形蕎麦のブランド戦略でもあります。
写真もいっぱい撮れますし、ドローンも飛ばせます。
8月の販売時期に、コロナの状況がどうなっているか分かりませんが、これから我々が、逆転攻勢をかけるきっかけにしたいと思います。
それでは本日もよろしくお願いいたします。