2021.3.12 震災から10年の節目で思ったこと
3月12日(金)
昨日は3.11から10年という日でした。
みんなそれぞれの想いで過ごされたかと思います。
山形に住んでると、直接被災したわけでないので、
被災3県とは捉え方が異なりますし、さらに実際に身内が亡くなった方だともっと違うんだろうなと思います。
今日は、物事に対する「人の捉え方」って様々ですよね・・・という話をしたいと思います。もう結論言っちゃいましたが、もう少し聞いてください。
先日ネットニュースであるCMが話題に上りました。
10年前に繰り返し放送された、あのCMです。
ACジャパン公共広告の「あいさつの魔法。」というCMですが、「ポポポポ~ン」のCMと言った方がピンとくるかもしれません。
こんにちワンとか、ありがとウサギとか出てきて、魔法の言葉で楽しい仲間が・・・ってヤツです。
みなさんは、このCMをどんな感情で捉えていました?
私は、あの重苦しい中で何度も聞いたので、完全にネガティブなCMとして捉えたまま記憶にすリ込まれているんですね。
この度あらためてCM動画をYouTubeで見返してみると、実はとってもかわいいCMなんですね。
それでも、ネガティブに捉えてしまったのは、強烈なマイナスの感情に引っ張られて、脳が判断することをサボった訳です。つまりバイアスのようなものがかかって、あんなかわいいCMがネガティブなCMに変身してしまったんです。
一方、このCMを好意的に捉えている人もいるようです。
あの歌やキャラクターに救われたとか・・・
事実被災地の子供たちの間では、当時良く歌われていたようです。
わたしのカミさんもどちらかというと好意的に思っていました。
人間って、同じものを見ていても、本当にいろんな捉え方をするなぁと思います。
一緒にいて同じ体験をしても、他人は全く違う感情を抱いている・・・ということは珍しくありません。
自分自身視野を広くして、人の想いに寄り添って想像する努力をしなければならないと感じます。
またそれだけでなく、どれだけ努力しても寄り添いきれていない「取りこぼし」はあるので、自分の視野の狭さを自覚しておく・・・と言う謙虚さを併せ持つ事も必要だと感じています。
多様化の時代になった今こそ、人それぞれの捉え方の違いに一層気をつけなければならないなぁ・・・。
震災から十年の節目にそんな事を思いました。
それでは本日もよろしくお願いいたします。