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2024.11.25 説明しないと「価値」は分ってもらえない!?

11月25日(月)
最近革靴にハマっている話を、朝礼で何度かお話ししました。
今日もその続きなんですが・・・

革靴って高いものから安いものまでありますが、
1万円の靴と20万円の靴って、みなさん見分けつきますか?
見た感じそんなに変わらなくないですかね?

今日はそんな「価値」の話をしたいと思います。


私は革靴歴は浅いんですが、最近デパートや靴屋さんに行くと、かなりの時間革靴を眺めています。さらには、YouTubeで革靴関係の動画を毎日かなりの時間見ていますし、革靴磨きにもはまっています。

それでも、他人の履いてる革靴を見たとき、高いものか安いものかってすぐに分からないんですね。
もちろんメーカーとかブランド名を聞くと、だいたいはその価値は分かります。
さらに、YouTuberさんがそのメーカーのこだわりや革の質、製法などの細かい特徴を説明してる動画を見るとどんどん違いが分かって、その革靴が欲しくなったりします。


で、革靴以外でもそういうことってよくあります。
服なんかもユニクロや無印のものと高級ブランドと、見かけだけではそんなに値段の差が分かりません。
アート作品も値段が全くわからないし、骨とう品なんかはマニアでも騙されていて、それを鑑定団なんかで面白おかしく放送していますよね。


では、「そば」はどうでしょうか?

例えば、原料。
いろんな産地や品種があります。
でも、味とか香りとかそこまで大きく違わないですよね。国産のブランド産地とそうでない産地、あるいは輸入品・・・それが分かる人って多分5%もいないんじゃないかと思います。正直私もあんまり分かりません。
でも、これ、金砂郷ですとか黒姫ですとか、うちでいうと摩周とか天童高原とか・・・って言われたら、流石に「高価なもの!」・・・って分かっちゃいます。
さらに挽き方の違いとか聞くと、「そば粉」に対する興味が出てきたりもします。

何が言いたいかというと、そば粉も多くの人は説明しないと価値を認識してくれないってことです。
つまり、我々はいいものは分かりやすくお客様に伝える必要があるってことです。


先日仙台営業所のお客様が工場にいらっしゃいました。
そこでいろんな説明をさせていただいた際、お客様のいい反応を見てとても良かったと思いました。
ただそれと同時に、いままで説明してこなかった責任も感じてしまいました。

これからの時代の我々の役割のひとつは、「蕎麦の価値を広める伝道者」になることだと思います。
ただ作って販売するだけではなく、お客様との対話を通じて、そばの本質的な価値をわかりやすく「翻訳」することが、我々には必要だと感じました。


それでは今週もよろしくお願いいたします。


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