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2025.1.15 「品質管理戦略」でブランド力アップ!

1月15日(水)
今日の朝礼は、月曜日にミーティングを行った関係で、順番を変えて「品質管理戦略」についてお話しします。

この戦略の本質は、
「単に食品の安全性を確保するだけでなく、お客様からの信頼を獲得して、持続可能な成長を実現するための総合的な取り組み」
ということです。


まず、この戦略の「背景」を挙げてみると次のようになります。
・大手との取引のボリュームが増える
・業界最大手がライバルになる
・HACCPが施行され食品業界の要求レベルが上がった
・大手との取引ではそれ以上のレベルを要求される
・当社は得意ではないのでレベルを上げる必要がある
・逆に得意にしてブランド価値を高めたい
・新工場計画がある(滑川ラボ設置)
・補助金に関係してくる


やることを言葉にすると割と単純です。
大手企業に通用する品質管理とは何か?
そば店が求める品質管理とは何か?
大手向けとそば屋さん向けの両方を考える必要があります。
ここは重要なので、忘れないでください。
これらを勉強して、考え、計画を立て、実行する(PDCA)ことになります。

具体的にできることは・・・
「安全」: 菌数検査、異物混入防止、清掃、防虫防鼠、手洗い、健康チェック
「安定」: 色、粒度、RVA、水分、原料の穂発芽、製麺性チェック
これを「客観的」に行って、「記録」することです。
つまり『科学的』に行うということです。
『科学的』とは「客観性」と「再現性」です。

(手順)
 ・基準値が無いものは作る(数値化)
 ・できるだけ簡単で意味のある検査体制を確立し
 ・記録して、観察して、情報を共有し
 ・異常が出たら手直しする仕組みを作り
 ・社内の意識を高める(低すぎず過剰すぎない)

で、どこから手を付けるか?ということですが、今考えているのは・・・
・全てのそば粉の白色度の基準値の範囲を決める:色が変わらないように
・手打ちでの適正加水率のストライクゾーンの考察:加水率測定の意味
・穂発芽率とRVA最大値の関係考察:過去の最大のクレーム対策
・清掃方法を体系的に(マニュアル、チェックシート):食品工場の基本
・HACCP業界手順書を再確認:補助金で必要になる?
・とくにかく品質管理の意識を高める


一旦決まってしまえばやることは単純なのですが、結構面倒な作業が多いです。でも、ここから逃げていては進歩しません。
品質管理が得意な会社になるまでどんどん進化していきたいと思います。


それでは本日もよろしくお願いいたします。


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