Departure

大好きな友人が旅に出た。
まさに森に帰る妖精のように、誰にも知られずにすーっと。

長い長い旅。
北米を縦断するそうだ。

この制限が厳しい中でも、その選択をしたのは型にハマらない生き方をする彼女らしい。

旅をするということは、大前提として帰る場所があるということ。この幸せを忘れてはいけない。

ただ一方で新しい帰る場所を見つけるのも旅だと思う。
行った先での「つながり」は、また戻りたいと思えば、ある意味新たな帰る場所と言えるだろう。


世界でいろんな人がいろんな生き方をしているのを知ると、日本で我々が考えている「普通の生き方」は、実は全く標準的でないことに気付かされる。
そもそも「普通」という概念は人それぞれなのだから、みんなが普遍的である必要はない。
それに気づくこともまた旅の醍醐味だろう。

与えられた選択肢から選ぶのではなく、自分で選択肢を作り出して、自分に最適な選択肢を取捨選択して生きている彼女を応援したい。

どうか無事で。
報告待ってます。

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