WiskがeVTOLの試験飛行を実施@ロングビーチ
米/NZに拠点を持つeVTOLの開発/製造を行うWiskがロングビーチで初のエアタクシー飛行試験を行いました。
BoeingとKittyHorkのJV会社であるWisk、JALとの提携も行っており徐々にエアタクシーの商用化に向けてステップを踏んでいます。
1;Wiskによる飛行デモンストレーション
10/23にWiskがLA地域でeVTOLエアタクシーの試験飛行を行う初の会社となった。このたび、ロングビーチでのFestival of FrightでeVTOL(第5世代)の飛行デモンストレーションを実施
先立って23/07にもEAA-AirVentureのイベントで自律型eVTOLの初の飛行デモを実施していた
ロングビーチでは同時にLA広域圏での将来的な高度航空モビリティの在り方についてフォーラムを開催。市長は[当地で未来の飛行が現実になるのを見て誇りに思う]と述べ、Wisk/Boeing/KittyHork等の連携で[雇用が創出され、安全/静か/環境配慮な交通手段が実現する]と説明。(22年にWisk社はロングビーチ経済連携協定を通じて市政府と提携すると発表)
2;Wiskの概要
CA州マウンテンビュー本拠のeVTOL開発企業で、2019年にBoeingとKittyHorkのJVとして設立
2010年にZee Aeroとして創業、KittyHorkが買収して戦略子会社;Zephyr Airworksに改称。その後、19/12にBoekingからの投資を受け入れて投資を受けてプロダクト/チームがスピンアウトされてWiskに
NZ政府とも連携協定を締結しており、拠点は米CA州およびNZの2つを持つ
-20/02にeVTOLでのエアタクシーの検証実施に関してNZ政府と合意、2拠点で1600回以上の試験飛行を4人乗り機体で行う
-20/11にはeVTOL実用化に向けた認証策定/標準化についてNASAと提携
ちなみに、23/05には[エアタクシーサービスの導入]に関して保守/運用計画の策定に向けてJAL/JALエンジニアリングと提携。日本国内での認証整備/標準化/活用方法に関して、Wisk-JAL/Wisk-JAL-当局(航空局)の連携&協力体制の構築。具体的には[フリート運用に係る研究][政府当局との議論][実証飛行に向けたロードマップ整備]など