Zooxがサンフランシスコでも独自のロボタク試験開始へ
自動運転車両/SW新興のZooxがサンフランシスコで無人走行試験を開始します。
従来のラスベガスでの試験に加え、今回の無人試験実行を通じてオペに関する知見を積むことで商業化への歩みを早めます。
Zooxは独自車両を展開する点でも他社と差別化を図っており、米国での成功を他地域にも展開しえます。
1;Zooxによるサンフランシスコでの実験開始
11/10にロボタクシー開発新興;Zooxがサンフランシスコ展開を含む進捗状況をアップデート。サンフランシスコでロボタク走行試験を開始し、その後地域住民向けに自動運転乗車サービスを提供する予定と表明
Zooxは2017年からドライバー同乗でのロボタク走行試験を実施してきたが、今回は無人走行試験。CEOのAicha Evans氏は[専用無人ロボタクシーは、正式に試験開始するために必要な全ての重要な安全対策に合格している]と
先立ってのFosterCityでの運用と同様、従業員向けのサービス提供で試験/検証を行うとする。市内のSoMa地区(ユニオンスクエア/オラクルパーク近く)で試験を想定、試験実行につれて地域を拡大する方針
Zooxの共同創設者/CTO;Jesse Levinson氏は下記のようにコメント
-[Zooxは、手動制御なしで公道走行できるロボタクを設計/開発/運転している唯一の企業であり、今回の拡張でFosterCity/Las Vegasに続いて3番目の都市での展開が実現]
-[フリート展開に備えて過去7年で様々な試験を実行して知見/経験を積んできたが、当社のロボタクはこの地域の深い歴史/理解を活用する]
2;Zooxのロボタク試験走行
Zooxは無人運転技術の社会実装に向け、独自設計アプローチを採用するロボタク開発/製造企業。競合他社のように既存EVをロボタク改造するのでなく、ペダル/ハンドルのない専用設計EVを展開
これまでの試験走行は下記の履歴で行われてきた
-23/02;CA州FosterCityの公道で[手動制御無し/専用自律走行車]で最初の走行を実施
-23/06;ラスベガスの公道で商業運転への準備として走行活動を実施
(最初はZoox本社近辺の1㏕の環状線で構成され、最速35㏕/hで最大4人時の乗客を輸送(設計上の最速距離は75㏕/h))
-24/01;ラスベガスでの展開範囲を本社からStrip南端までの5㏕に拡大、最高時速を45㏕/hに拡張して複数ルートの利用も可能に
3;その他
今回発表では比較的広大な範囲で事業展開するLasVegasでの進捗状況の詳細も共有。現在従業員限定で展開するが、間もなく従業員の家族/友人にも拡大される予定
25年初頭に顧客向けの無料乗車サービス[ZooxExplorers]を開始し、後半には有料サービスを開始する予定