Hertzが取扱EVを大幅売却し、ICEに組み替え
Heartzがレンタカーで利用しているEVに関してほとんどを売却してICE車に組み替えるとのことです。
背景には[Teslaの値下げによる価値棄損][想定以上の修理コスト]がありますが、SECへの報告では2.45億ドルの減損可能性があるとのこと…
EVの法人向け販売に関して示唆に富む事例となりそうです。
1;HertzがEVからICEにシフト
Hertzは保有するEV車両の凡そ1/3を売却して、得た資金で新たにICE車を購入する予定であると公表。
理由としては[EV需要の減少][想定以上の修理コストの高さ]をあげている。特に修理費はTesla車の多くがUberドライバーに使われ、かなり乱暴に扱われたとのこと
SECへの提出書類でHertzは[売却に関して減価償却が2.45億ドル純減]したと認識しているとした。Hertzの導入EVの殆どがTeslaで、最近のTesla大幅値引きが影響。ほぼ同額が今期の損失として計上。
現段階では売却決定が今後のEV導入計画に与える影響は未知数で、正式なコメントは無し
2;これまでの動き
Hertzは2022年に[Teslaから10万台][GMから17.5万台][Polestarから6.5万台]のEVを購入する計画を発表していた。
23/10時点でHertzのEV保有は全社計で5万台、内訳としては[Tesla;3.5万台][他;1.5万台]であった…。上記判明時点で同社MDは[引き続き購入に対するコミットは生きている]としていた