NIOがお手頃/斬新なEVの新ブランド;FireFlyを正式発表
中国のスマホ/EV製造を手掛けるNIOが独自BEVの第3ブランドを10周年イベントに先立って発表しました。
低価格/斬新性を売りとしており、スマホで培った顧客接点やUI/UX設計の知見をEVに活用した事業設計/展開は非常に示唆に富むと思われます。
正式発表は12月のNIO-Dayでなされますが、その後の展開にも要注目であります。
1;NIOの新しいBEVブランド
NIOは11/21開催予定の[NIO-Day2024]に先立って3番目のEVブランドとして[FireFly]の詳細と新型モデル名称を発表
新型/手頃価格を特徴とするBEVサブブランドの位置づけとされるが、これまではカモフラージュ画像のみの発表でチラだしされていた。EU関税の影響が懸念されるが、新モデルの価格は13,800~27,500ドルの間になる模様
正式な発表はNIO-Day2024だが、ブランドはNIOの革新性/洗練性の象徴で小型のパッケージと説明している
FireFlyはデザイン/安全性/車中空間/インテリジェンス/エネルギー効率の点で顧客の期待を上回る設計で、先行ブランド;Onvoと共に納品を含む新しい製品サイクル計画を共有し、迅速なグローバル展開(25年前半に中国で納品を開始して、その後に他市場での拡大)を予定する
2;NIOのBEV偏重
WeiboのNIO公式ページによるとNIOは引き続きBEVに焦点を当てていくことを強調しており、以前に報道された長距離航続HV車開発は暗に否定。
[NIO設立10周年とNIO-Day2024の序章が[Together & Further]をテーマとして正式にスタート。、NIOとユーザの10年間のストーリーを引き続き伝えていく]
[今年のNIO-DayではNIOの3番目のブランド[FIREFLY]も正式リリース、[充電可能/交換可能/アップグレード可能]な純電気技術のルートを採用する]
最初のBEVブランドは[Onvo]で24年初めに市場デビュー、Tesla-ModelYの競合として[L60-SUV]を発売。従前よりHimarayaかFireFlyのコードネームでEVサブブランドの噂が出ていた
23/12にNIO社長は[手頃価格のEVサブブランドが24年に中国で、25年には欧州で市場参入する]と述べていた