見出し画像

Teslaが充電ダイナーをハリウッドに開業へ

 TeslaがSC充電と飲食/エンタメを提供するSCハブともいえる施設をハリウッドに開設すべく動いています。
充電時間のエンタメ化は以前から指摘されるところですが、日本でも完成車ディーラーが充電事業を展開するにあたっての良きヒントがあろうかと。顧客の生声を聴いて、顧客が望むサービスを提供する必要はあるしヒアリングは面白そう…(バイパス店ならばファミレスやパチ屋など近隣店舗との連携や、郊外店ならば旅行前の充電提供などなど)

1;TeslaによるEVダイナー

 州当局の資料によるとTeslaは[Diner & Drive-IN]をハリウッド(サンタモニカAve)に建設するとのことで州当局承認&着工に入った。
 年中無休でTeslaオーナーや一般顧客にEV充電しながら食事/映画を楽しんでもらう施設で、[SCx32][映画用スクリーンx2][屋上レストラン]を備える。
 22/11の申請当初はサンタモニカへの建設が予定されていたが、23年に入って計画を変更してハリウッドへの建設に切替。23/07に州当局が承認(地域の整地/壁の建設/映画スクリーンの建設)
 直近、8/9に最初の整地検査が承認、[設計;Stantech Archtecture][建設:PCL Construction]と進める

2;Investor Dayでの発言

 イーロンマスクCEOは数年前からこのアイデアを示唆、投資家向け説明会でも折に触れてプレゼン資料に入れ込んでいた。
 23/08の説明会ではSr.Director(充電インフラ担当)は参加者に向けて当該計画をチラ見せ。その中では["Can't Forget to Do Cool S***,"]としたスライドを提示してTeslaの創造的なコンセプトに息を吹き込んだ(スライドでは[レトロなダイナー][屋上パティオ][ドライブイン映画スクリーン]で構成される施設が提示)

3;充電時間の奪い合いへの一手

 Teslaは充電時間をエンタメ化を本気で進めており、施設ではカーホップのオプションなども提供する予定。
 SCにより充電時間は大幅短縮されたが、高まりつつある[顧客体験の高度化]へも対応を迫られる。今回のコンセプトは一つの解でEV充電への認識を再定義する取組に。
 Techとレジャーを融合させた施設はTeslaオーナーだけでなく一般ユーザーへの認識を変え得るし、ランドマーク足りうる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?