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電動ボートメーカー;X-Shoreが大型受注を獲得、欧州の電動船需要が成長

スウェーデンの電動ボートメーカーであるX-ShoreがDACH地域のヨット運営/管理会社から大型受注を受けました。
同地域では湖沼/河川における内燃エンジンボート/船舶の航行が禁止されつつあり、電動船への需要が急激に高まっています。
現状では商用船舶/業務船舶が対象ですが、今後プレジャーボートなどにも適用拡大されることが想定される中では先んじた動きと見れそうです。

1;X-Shoreによる大量電動船受注

 スウェーデンの電動ボートメーカー;X-Soreが最大規模の受注を受けたとリリース。電動ボートの販売/利用可能性の高まりと、船業界の電動化が徐々に進んでいることを示している
 今回はヨット管理サービス;M-Yachtsが32隻の電動ボートを発注、25年末に完成させてDACH地域での納入を予定。欧州各国では湖/水路で内燃機関を禁止する傾向があり、当該地域では今後数年間に電動ボート産業の成長が継続/加速する想定

 X-ShoreのCEO;René Hansen 氏は欧州での電動化シフトが湖沼/水路などにも広がっており、成長性が高いことを強調する
 -[DACH地域は当社にとって重要な市場であり、水との深い繋がりと持続可能なボートへの取り組みを共有している]
 -[M-Yachtsとは"持続可能でシームレスな技術やミニマルなデザイン"を通じてボートと自然を一体化させるビジョンを共有している]
 -[今回の販売契約は商業戦略の重要な部分を占め、パートナーシップを通じて電動ボートへの需要を掘り起こすだけでなく、当社の立場を強化する]

 M-YachtsのManagingPartnerであるJan Ole Hagen氏とPhilipp von Arnim氏も下記のように今回の購入/協業の意義を強調
 -[X-Shoreのボートはエンジニアリング/デザインですばらしく、DACH地域の拠点でまもなく展示できることを非常に嬉しく思っている]
 -[ボートは高速で洗練されており、職人技が随所に光る船体なので、顧客に気に入ってもらえるに違いない]
 -[ボートには高い需要が見込まれ、ボートと自然の両方を愛するDACH地域では特に好評となるだろう]

2;X-Shoreについて

 X-Shoreは2016年に設立され、静音/排出ガス無しで環境にやさしい甲製造電動ボートの開発/製造に取り組んでおり、下記3つのモデルを上市
 -(Eelex-8000) レジャー向けで高い性能/高い経験を目指して製造されたモデルで、釣りからパーティまで多様なシーンでの活用に耐えうる10のバージョンを持つ
 -(X-Shore1) 水上で1日過ごせる機能を兼ね備える電動プレジャーボートで[Open][T-Top]の2バージョン展開。2023年から展開する手頃価格モデル
 -(X-Shore PRO) 静音が特徴な電動作業船で[Cabin][Open][T-Top]の3パターンで展開し、内装のカスタマイズが可能。

 電動ボートは、商用ボート市場における内燃エンジンボートのしぇあくぉ急速に侵食しつつあり、欧州全土で動きが加速。
 昨今ではレクリエーションボートでも電動化シフトが進んでおり、X-Shoreに代表される電動ボート業界には既存企業/新興企業双方による開拓が進んでいる

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