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BYDが海外販売の展開を加速すべく2隻目の専用運搬船をローンチへ

BYDが中国で生産された車両の運搬に向けて2隻目の自動車専用船をローンチしました。
現状では主に現地生産/近隣地生産の陸送で対応していますが、中国での余剰生産分についても海外に回すことで市場攻略を狙うようです。
今回の船舶は7000台収容可能ですが、さらに5隻に建造を2年で予定しており、海外展開がさらに加速しそうです

1;BYDによる2隻目の自動車運搬船

 9/23にBYDも出資する国営造船会社である広船国際有限公司は新型自動車運搬船のお披露目を行った。広船国際有限公司は国営造船廠を起源に持ち、現在は中国政府系;中国船舶工業集団公司(CSSC)の子会社。
 BYDによる造船は今後2年間で7隻の就航を予定し、今回の船舶は2隻目

 出航式典の後に一連の航行試験を受けて、合格後すぐにBYDは実稼働を行う方針。
 今回の[BYD Hefei(合肥)]は7,000台の搭載が可能で、BYDの所有する初の自動車専用運搬船。船舶スペックは[全長;199.9m][幅38m][設計喫水9m]、広船国際有限公司は2隻を受注しており、今回は最初の1隻目

2;BYDの近況

 BYDは24/08にNEV(新エネルギー車;EV/PHEV)を37.3万台販売、3か月連続でNEV販売記録を更新。ちなみにEVだけで14.5万台を販売し、既に24年の販売台数は100万台を超えている
 BYDは既にブラジル/メキシコ/タイでEV販売シェアトップを誇っており、海外展開を加速する方針を掲げる。24/08の海外販売台数は3.1万台でYoY26%増加となり、デフレ輸出と揶揄されながらも価格を武器に各国市場を攻略。新しい自動車運搬船に加え、トルコ/パキスタン/メキシコ/ブラジルなどの主要市場での現地生産拡大計画を打ち出している 
 先立っての初号機[Explorer-1]は24/01から運用を開始しており、既にスペイン/ドイツの2回にわたる欧州航路稼働をし、ブラジルにも寄港。こちらは中国国際海運集装箱がパートナー企業であるZodiac Shipping向けに建造した船舶のチャーター使用となる

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