GMが中国CATLのLFPをTDK経由で迂回調達へ
GMが次世代EVバッテリー(LFP)の調達に関してTDKによる工場からの購入を行うことで米国政府の批判を避けようとしています。
既にGMのEVにはCATL製のバッテリーが用いられていると報じられていますが、より大量/安定的な調達を行うべくTDKを隠れ蓑にする算段のようです。
1;GMとCATLの提携契約
GMとCATLが提携契約を進めており、[Ford/Tesla/CATL]の提携関係に似たものになる可能性が高い。
契約にはTDK-CATLの提携に基づく工場からのバッテリー購入も含まれる。TDKは新工場に資金を提供し、CATLの技術を活用してLFPセルを製造する予定で米国南部に工場を建設するとのこと。情報筋によるとGMはTDKの向上に対して関与することはなく、純粋な事業取引として行うとのこと
GM-CATL契約では[GMがTDK工場から一定期間/子低価格でのバッテリー購入]を行う可能性が高く、契約により初期費用を数十億ドル節約できるだけでなく、バッテリー価格の変動によるコスト変動を回避できる。更に、米国議会からの監視/調査/懲罰なども回避できる可能性が高い
仮に当該工場に対して調査/罰金が科されてもGMでなくTDKは費用負担することになる
2;その他
本体同士で契約して工場建設を行ったFordは共和党議員から激しい批判を浴びており、工場の操業は停止状態にある…。Ford-CATLによる合弁工場はミシガンにあり、LFPを量産する計画だった
最近時、低コスト/高性能な次世代EV開発に向けて協業を加速しており、これもその一環。例えば9/9にToyotaとMercedesは固体電池を用いたEVの開発/販売契約を発表